iOSやOS Xのアプリデベロッパーにとって一番厄介な存在は、Appleのアプリの審査だ。
アプリデベロッパーはApp Storeにアプリをリリースする前に、必ずアプリの申請をすることを義務付けられており、Appleは申請されたアプリがApp StoreやMac App Storeにふさわしいかどうかの審査を行うことになっている。
審査は長ければ4日以上かかることもあり、デベロッパーにとってはこの審査期間が一番もどかしい期間だった。だが、先日からApp Storeの審査期間が大幅に短縮され、早ければ24時間以内に完了するようになっていることが明らかになった。
平均審査時間48時間以内に大幅に短縮
Bloombergによると、Appleはアプリの審査時間を大幅に短縮しており、現在は2日以内に審査が完了するようになっていることが明らかになった。
これはAppleの本社がある米国だけでなく、日本や世界各地のデベロッパーからも報告されており、Appleは審査速度を向上するための投資を行ったと見られていて、一時的ではなくおそらく今後もアプリの審査期間は短くなるものと思われる。
文頭でも多少触れているが、最近までAppleのアプリの審査はかなり時間がかかっていた。
審査自体は4日ほどで終了していたのだが、Appleから改善点を指摘されリジェクトされた場合、デベロッパーは何らかの改善策を施し、再提出を行う必要がある。これらを全てクリアするには、実質1週間近くの時間を審査に費やすこととなり、デベロッパーや多くのアプリ開発企業から審査期間に関する問題点が多数指摘されていた。
今回、審査期間が短くなったことで、デベロッパーは開発にかける時間も短くなり、さらに今までよりも開発スケジュールが組みやすくなるはずだ。よりアプリが開発しやすい環境になったと言えるので、良質なiOS、OS X向けのアプリをバシバシ開発していただければと思う!
ちなみに、「Average App Store Review Times」で現在のアプリの審査にかかる平均時間を確認すると、App Storeで2日、Mac App Storeで1日で完了するとのことだ。
[ via Apple Insider ]