Appleは今秋、Apple Watchのラインナップの展開方法を変更する可能性があると報じられている。
これまでの41mmと45mmモデルに、対角1.99インチの大型モデルがスポーツユースデバイスとしてラインナップに加わるとされる。
この大型モデルは、現在 「Apple Watch Edition」 として展開されているプレミアムモデルを置き換える形で投入される可能性があるようだ。米Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が伝えている。
大型Apple Watchは 「Apple Watch Pro」 という名称に?
Mark Gurman氏によれば、対角1.99インチの大型Apple Watchの名称は 「Apple Watch Pro」 となり、「Apple Watch Edition」 を置き換える存在になる可能性があるとのこと。iPhoneやiPad、Macと同じようにハイエンドモデルを ”プロ” とするラインナップに変えていく計画なのかもしれない。
「Apple Watch Pro」 の特徴としてMark Gurman氏は、画面サイズが対角2インチになることで、画面面積が従来比7%増加すると伝えている。Appleはこの大きくなった画面を利用して、より多くのフィットネス指標などの情報をApple Watchのウォッチフェイスで表示できるようにすることを計画しているという。
また、本製品の特徴としてアルミニウムよりも強い強度を持つ金属を筐体に使用したり、割れた時に飛散しにくいディスプレイ用ガラス、より長いワークアウトを可能にする大容量バッテリーが搭載される予定であるとのこと。
ハイキングや水泳などの運動トラッキングをさらに強化することや、体温測定機能についてもApple Watch Series 8シリーズ共通の機能として搭載する予定だという。SiPはApple Watch Series 6/7と実質的には同じチップが搭載されることで、処理性能はさほど変わらない可能性があるようだ。
価格は900ドル~あるいは999ドル~になると見られる。日本では10万円を超える可能性が高そうだ。
なお、Apple Watchには 「低電力モード (Lower Power Mode)」 という、新たな機能が開発中であるとMark Gurman氏は伝えている。watchOS 9に搭載予定であるというが、まだ開発段階であるとのことで、WWDC22では発表できなかったものとMark Gurman氏はみているようだ。
具体的な機能に関する情報はないが、Apple Watchには省電力モードという、Apple Watchに時刻を表示しつつ、バッテリーを節約できる機能があるが、それとは別の電力を消費しないモードになるのだろうか。