将来のApple Watchには、いよいよ指紋認証センサー 「Touch ID」 が搭載されることになるのかもしれない。海外YouTubeチャンネル iUpdateとThe Verifierが現地時間27日、Apple Watchに関する独自情報を入手したことを伝えている。
Apple Watchに 「Touch ID」 が搭載か
iUpdateとThe Verifierによると、Appleは将来的に、Apple Watchに対して指紋認証機能 「Touch ID」 を追加することを検討中であるという。両メディアはこの情報について次期Apple Watchと明言していないため、おそらく数年後のApple Watchの話だろう。
現在、Apple Watchは装着時に画面にパスコードを打ち込むことでロックを解除する方式をとっているが、Touch IDが実装されれば登録した指を指紋センサーに当てるだけでロック解除できるようになる。
ただ、指紋センサーの搭載場所については、Digital Crownと画面内蔵の2種類が検討されているというが、どちらの方式も実は現時点で懸念点がある。
まずDigital Crownは、すでに心電図計測用のECGセンサーが搭載されているため、これにさらに指紋センサーを搭載するとなるとハードルは高そうだ。
そして画面内蔵型の指紋センサーを採用した場合については、画面を触る機会が多くなることで画面が指紋でベタベタになりやすい。もし実装された場合は適宜、Apple Watchの画面を拭くことが必要になりそうだ。
次期Apple Watch・watchOS 7に関する情報も
また、両メディアによれば、2020年に発売を予定している次期Apple Watchには睡眠のモニター機能と血中酸素濃度の検出機能が搭載される予定であるとのこと。この情報は以前から著名アナリスト・ジャーナリストなどから伝えられていたことだが、もし実装されれば次期Apple Watchの目玉機能になりそうだ。
さらに2020年秋にリリース予定の次期watchOSこと 「watchOS 7」 についても触れられていた。なんと 「Apple Watch Series 2 (2016年9月発売)」 をサポートから外す予定であるとのこと。同デバイスをお持ちの方は現行モデルへの買い替えが必要になるかもしれない。
watchOS 6 | watchOS 7 |
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ちなみに 「Apple Watch Series 2」 と同時に発売した 「Apple Watch Series 1」 については言及がないが、搭載されているS1Pチップの性能は 「Apple Watch Series 2」 のS2チップに比べてやや性能が劣ることから、同モデルもwatchOS 7のサポートから外れる可能性がありそうだ。
以上が現時点で分かっている将来のApple Watchのアップデート情報。まだほとんど情報が出てきておらず、さらに今年はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で各デバイスの開発にも影響が出ていると伝えられている。状況によっては一部機能に今後変更が加えられる可能性があることに注意が必要だ。
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[ via 9to5Mac ]