Apple Watchのプライドエディションバンド新作2種が発表。本日から予約開始

5月24日、AppleはApple Watchの新作バンド2種 ｢プライドエディションスポーツループ｣ ｢プライドエディションNikeスポーツループ｣ を発表した。

価格は ｢プライドエディションスポーツループ｣ ｢プライドエディションNikeスポーツループ｣ ともに5,280円(税込)。本日より、Apple公式サイトにて注文受付を開始する。

2022年のプライドエディションバンド2種が販売開始

今回発表された2つの虹色バンドは、LGBTQを象徴するレインボーフラッグをモチーフに制作されたApple Watch用のバンド。Appleは毎年この時期に新作の虹色バンドを発売するが、今年は ｢スポーツループ｣ ｢Nikeスポーツループ｣ に虹色バンドを投入する。

このレインボーフラッグを採用したApple Watchバンドは、Appleがプライドパレードに参加する従業員向けに開発したのが始まりで、のちにそれが一般ユーザー向けに販売されたという経緯がある。最初に販売されたのは2017年。その後2018年に第2弾モデルが登場し、そして2019年6月に第3弾、2020年に第4弾、そして2021年に第5弾が発売されたことから、今年(2022年)のモデルは第6弾目ということになる。

プライドエディションスポーツループ

プライドエディションスポーツループは、パワフルでインクルーシブなLGBTQ+コミュニティをたたえる、あざやかなカ‍ラ‍ーを採用したスポーツループバンド。ライドフラッグのカラーと5つの新しいカラーの組み合わせがあざやかなグラデーションを描くデザインで、ブラックとブラウンは、疎外された立場に置かれる有色人種のLGBTQ+コミュニティ、そしてHIV/AIDSと闘っている人々、またこの病によって命を落とされた人々を象徴する。ライトブルー、ピンク、ホワイトは、トランスジェンダーとジェンダーノンコンフォーミングの人々をたたえる色となっている。バンドには ｢Pride｣ の文字が織り込まれる。

プライドエディションNikeスポーツループ

プライドエディションNikeスポーツループは、ソフトで通気性が高く、軽量なナイロンで作られたスポーツループバンド。スポーツ界における平等の促進を目指すNike BeTrueコレクションからインスピレーションを得たデザインを採用している。

｢プライドエディションバンド｣ の売上げの一部は昨年同様、米国のGLSEN、PFLAG、The Trevor Project、Gender Spectrum、The National Center for Transgender Equality、Encircleや、国際的に展開するILGAなど前向きな変化をもたらすために活動しているLGBTQの支援団体に寄付される。

｢プライドエディションスポーツループ｣ ｢プライドエディションNikeスポーツループ｣ は、本日からApple公式サイトで予約受付が開始される。販売価格はどちらも5,280円(税込)で、発売日は5月26日を予定している。

なお、今回の新バンド2種の発売にあわせて、今年の虹色文字盤 ｢プライドスプレッド｣ を発表している。LGBTQ+運動の強さと相互支援を表す色を兼ね備えたものになっていて、スポーツループの織りループを反映した、鮮やかな糸の各ストランドを再現している。Apple WatchのDigital Crownが回転したり、ディスプレイをタップしたり、手首を上げたりするとカラフルな糸が動く仕組みになっている。watchOS 8.6を搭載したApple Watch Series 4以降で利用可能だ。

また、AppleはInstagramで新しいShot on iPhoneプライドキャンペーンを実施すると発表した。世界中のLGBTQ+コミュニティ内のアーティストや人物の本質を捉えるものになっているとのこと。6月より展開を開始する。

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(画像：Apple)