現在、大きな盛り上がりを見せているVR業界。2016年はVR元年と言われている今年は、米企業Oculusが今年の3月にVRヘッドセット「Rift」を、そして「PlayStation」を販売するSONYが「PlayStation VR」を今年の10月に発売するなど、VR技術は身近な存在になりつつある。
僕も「PlayStation VR」の購入を考えているが、Appleが開発しているとされるVRヘッドセットも個人的にはかなり興味がある。Appleは現段階で「VRヘッドセット」の開発を明らかにしておらず、業界の噂ではAppleは同技術の開発を行っているとされているのだが、昨日インドの有名俳優がTwitter上で、AppleがVRデバイスの開発を行っていることをボソリと呟いてしまっている。
Appleは「Apple VR」を開発中?ボリウッド俳優がTwitterで明かす
現在、AppleのCEOティム・クック氏はインドを訪問中で、同国のモディ首相と会談を行ったり、地元メディアへのインタビューに応じるなど様々な外交活動でApple製品をアピールしている。
現地でクック氏は、新しいApple Storeの設置やiPhoneの中古販売などの新ビジネスの展開を狙っていることなどを明らかにしているが、来月開催の「WWDC2016」で何を発表するのかなどは何も発表せず。いつものようにAppleお得意の秘密主義を貫いているわけだが、今回は意外なところから新情報が漏洩してしまっている。
Welcome 2 India @tim_cook.After seeing all ur keynotes it was great to finally meet u.Eagerly waiting for Apple VR! pic.twitter.com/YszfDl7A61
— emraan hashmi (@emraanhashmi) 2016年5月19日
漏洩したのはインドの有名俳優Emraan Hashmi (@emraanhashimi)氏のTwitterからで、Appleのキーノートに参加した彼はTwitterで「Eagerly waiting for Apple VR!=Apple VRを楽しみに待ってるよ!」と発言し、Appleが「Apple VR」なるデバイスを開発中であることを明かしてしまっている。
具体的にどういう端末になるのか、またAppleはどういうキーノートを実施したのかは不明だが、AppleがVR関連の製品を作っていることはほぼ間違いなさそうだ。
VR技術はまだ僕たちの生活には浸透していないので、ほとんど利用する機会が少ないが、VR技術が社会に浸透してくればおそらく日常的な場面で利用されることになる。先日、クック氏はCNBCのインタービューで「次期iPhoneはユーザーが今はまだ必要ではないと思っているものの、これから生きていく上では必要不可欠になる機能が搭載される」と述べているが、これはもしかしたら「Apple VR」のことかも知れない。
AppleがVR製品を作るならどういうものになるのだろう。一番現実的なのはGoogleが発表している「Google Cardboard 」のようなもので、メガネ型のデバイスにiPhoneを挿入することでiPhoneをVRディスプレイにしてしまうというもの。
ヘッドセット部分だけを購入すれば、ディスプレイを新たに買う必要がなく、コスト的にも安いことから、このようなデバイスが投入される可能性も十分ありそうだ。
僕の個人的な希望としては、やはりスタンドアローン型の「VRヘッドセット」。「Rift」や「PSVR」とは違い、ワイヤレスで利用できて、iOS端末やMacのコンテンツを全て「Apple VR」で利用出来るというものだ。出来れば家の外でも利用できるようにバッテリーを搭載していてくれたら嬉しいのだが、これは価格や重量的に実現は難しいかな。
[ via Cult of Mac ]