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Apple TV+配信映画『CODA』がアカデミー賞作品賞を受賞。配信サービス初の快挙

現地時間27日に開催されている第94回アカデミー賞授賞式にて、映画『CODA (邦題:コーダ あいのうた)』がアカデミー賞作品賞を受賞した。

米国では、Appleの映画・ドラマ配信サービス 「Apple TV+」 にて配信されている作品で、配信サービスからアカデミー賞作品賞が誕生したのは今回が初となる。

『CODA』 ストーリー
17歳のルビー (エミリア・ジョーンズ) は、耳が聴こえない家族の中で独りだけ健聴者である 「コーダ」 (CODA:Child Of Deaf Adults:聴覚に障がいがある親を持つ子ども) です。彼女の生活は、両親 (マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー) の通訳係を務めることと、毎日学校が始まる前に苦しい生活を支える父と兄 (ダニエル・デュラント) の漁船の仕事を手伝うことを中心に回っています。しかし、ルビーは高校の合唱部に入ったことで、自分に歌の才能があることを知り、程なくしてデュエットのパートナーであるマイルズ (フェルディア・ウォルシュ=ピーロ) に心惹かれていることに気付きます。熱心で口は悪いけれど愛情豊かな合唱部顧問 (エウジェニオ・ダーベス) に名門音楽大学の受験を勧められたルビーは、家族への義務感と自分の夢を追いたいという気持ちの板挟みになってしまいます。
(引用:Apple Newsroom)

『CODA (邦題:コーダ あいのうた)』は、Apple TV+で配信されているカミング・オブ・エイジ・コメディドラマ映画。2014年に公開されたフランス映画『エール!』のリメイクであり、今年4月に行われたサンダンス映画祭では観客賞を含めた史上最多4冠に輝いた。配給権をめぐり争奪戦が勃発したが、その中で2500万ドル (約26億円) を提示したAppleが配給権を獲得している。

日本国内ではApple TV+での配信はなく、ギャガ (GAGA☆) の配給で劇場公開されている。なお、『CODA』はアカデミー賞作品賞のほか、助演男優賞、脚色賞も受賞。ノミネートしていた賞すべてを獲得した形となる。

本作のタイトルとなっているCODAとは、「聴覚障がいがある親をもつ子ども (Children of Deaf Adults)」 の略語。また、音楽用語としては 「末尾」 や 「最後部」 の意味として、楽曲の終わりの部分であることを示す。

聴覚障害のある家族を支える、ひとりの健聴者の少女の物語。主人公のルビーを演じたのはエミリア・ジョーンズ。ルビーの家族は、1986年『愛は静けさの中に』でアカデミー主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンをはじめ全員が聴覚障がいをもつ俳優たちが演じている。助演男優賞はトロイ・コッツァー、男性ろう者としてオスカーを初めて獲得した。監督は『タルーラ ~彼女たちの事情~』(2016) のシアン・ヘダーが務めた。

(画像:Apple)