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Apple SIlicon搭載iMacとMacBook Pro、最大20コアCPU搭載か。2020年春〜秋後半に投入される可能性

Appleは今後2年かけてMacのプロセッサをIntelベースからARMベースに移行させる計画だ。今年11月にMacBook Air、MacBook Proのエントリーモデル、そしてMac miniに実質初のApple Siliconこと 「M1チップ」 を搭載したが、まだARMベース化が図られていないハイエンドモデルにはさらに性能の高いプロセッサが搭載されることになりそうだ。

現地時間12月7日、米BloombergはAppleがハイエンドMac向けに最大20コアのCPUを搭載したApple Siliconチップを開発していると報じた。

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高性能MacBook ProとiMacは2021年に登場

Bloombergによると、Appleは次期MacBook ProおよびiMac向けに最大20コアのCPUを搭載したチップを搭載することを計画しているという。内訳は高性能コア16、高効率コア4コア。参考までにMacBook AirやMacBook Pro(エントリーモデル)、Mac miniに搭載されているM1チップは高性能コア4、高効率コア4の合計8コアが搭載されている。

M1チップの時点で現行のMacBook Proの最上位モデルよりも性能が高かったことから、もし20コアCPUが搭載されたら処理性能は現行モデルから数倍以上になる可能性がある。ただしチップ開発は複雑であることから状況によっては8個もしくは12個の高性能コアを搭載したチップになる可能性もあるとのこと。少なくともM1チップから合計コア数が増えることは予想される。

またこれらのモデル向けには最大16〜32コアGPUも開発しており、もしこれらが搭載されたならハイエンドMacはGPU性能が大幅に引き上げられることになりそうだ。参考までにM1チップには7〜8コアのGPUコアが搭載されている。

この最大20コアCPU、最大32コアのGPU搭載のApple Siliconが内蔵されたiMacおよびMacBook Proは2020年春〜2021年秋後半に発売する予定。どちらかが早くて2021年春に発売され、もう片方が2021年秋に発売されるとのこと。チップ開発の進捗がダイレクトに次世代モデルの投入時期に影響してきそうだ。

またBloomberg曰く、AppleはMac ProのARMベース化を計画しているとのこと。Apple Siliconを搭載したMac Proは2022年までにリリース予定。筐体サイズが現行モデルの半分になるだけでなく、内蔵チップには64コアもしくは128コアのGPUが搭載されることになるとのこと。このおかげで、Mac ProのGPU性能は 「NvidiaおよびAMDから使用している現在のグラフィックモジュールよりも数倍高速になる」 とBloombergは伝えている。

また2021年後半にはハイエンドデスクトップモデルを投入する計画とのこと。もしかするとiMac Proの新型モデルだろうか。このハイエンドデスクトップモデルとMac Proの新型モデルには32コアのCPUが搭載される可能性があるとのことだ。

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