11月30日、米Appleは 「Apple Music Awards」 の受賞者を発表した。今年で3回目の開催となる同アワードの最優秀賞(グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー)は、The Weekndが受賞した。
第3回 「Apple Music Awards 2021」 受賞者が発表
「Apple Music Awards」 は2019年から開催されているその年に最も優れたミュージシャンと、彼らが世界の文化に与えた絶大な影響をたたえる賞。
第1回目(2019年)はビリー・アイリッシュ、第2回目(2020年)は、リル・ベイビーがグローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞していたが、今年はカナダ・スカーバロー出身のシンガーソングライターであるThe Weekndが見事受賞した。
【グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:The Weeknd】
The Weekndは2020年にリリースした『After Hours』で100万のプリアド (Pre-Add) を達成。シングル『Blinding Lights』もApple Musicの 「Daily Top 100 : Globalチャート」 において1位を獲得し、史上最もShazamされた20曲の1つとしてランク付けされている。2021年のスーパーボウルのハーフタイムショーでは、赤いジャケットに身を包み、歌声とダイナミックなダンスを披露したことも話題となった。
そのほか、今年の 「Apple Music Awards」 では、Olivia Rodrigoがアーティストオブザイヤー、アルバムオブザイヤー、ソングオブザイヤー、H.E.R.がソングライターオブザイヤーに受賞した。
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー、アルバム・オブ・ザ・イヤー、ソング・オブ・ザ・イヤー:Olivia Rodrigo】
【ソングライター・オブ・ザ・イヤー:H.E.R.】
今年は、アフリカ、フランス、ドイツ、日本、ロシアの5つの国と地域のアーティストを表彰する、リージョナルアーティストオブザイヤーも発表されている。各国・各地域の文化的およびチャートに最大の影響を与えたアーティストを表彰する。
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー (アフリカ):WizKid】
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー (フランス):Aya Nakamura】
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー (ドイツ):RIN】
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー (日本):Official髭男dism】
【アーティスト・オブ・ザ・イヤー (ロシア):Scriptonite】
日本からは、人気バンドのOfficial髭男dismが受賞した。同バンドは、2019年6月に日本・オーストラリアにおけるShazam検索で新鋭アーティストリストに加わり、バンドのフォローアップアルバム『Traveler』が日本で初めてトップアルバムとなった。
日本では、Apple Musicの空間オーディオ機能のコマーシャルに出演。さらにApple Music 1の番組『J-Pop Now Radio』にも何度かゲスト出演を果たした。
今回の受賞を受けてOfficial髭男dismは、「日本のアーティストがこの賞を受賞できるとは知らなかったし、言われたときにショックを受けた」 とし、「第1回AppleMusic Award for Artist of the Year (日本) を受賞できてとてもうれしく思います。」 と喜びのコメントを発している。
「Apple Music Awards」 の受賞者には、1枚のガラスシートと機械加工されて酸化被膜で覆ったアルミニウムボディーとの間に12インチのAppleカスタムシリコンウエハーを配した記念品が贈られる。
Apple Music Awardsの受賞者発表を記念して、Apple Musicでは現地時間2021年12月7日(火)から各インタビューや、オリジナルコンテンツなどが配信される予定となっている。
「Apple Music」 は、Appleが2015年から提供している音楽配信サービス。月額1,080円、ファミリープランなら月額1,680円で約1億曲もの楽曲が広告なしで聴き放題になる。楽曲のダウンロードにも対応しており、オフラインでの視聴も可能だ。初めて利用するユーザーには無料トライアルも用意されている。
Apple Musicへの登録、もしくは無料トライアルの利用は以下リンクから。
画像提供:Apple Japan