昨日、Appleが提供する音楽ストリーミングサービス「Apple Music」のユーザーインターフェイスが改良される予定であることをお伝えしたが、どうやら新UIは今までのデザインよりも大幅に改良され、シンプルで見やすいデザインになるようだ。
白と黒を基調としたシンプルなデザインが特徴 「3D Touch」機能も活躍
「Apple Music」の新デザインは現行のゴチャゴチャとした複雑な表示を一新し、黒と白を基調とした分かりやすいデザインに昇華。表示要素もテキストのみとシンプルな表示になり、ユーザーを惑わすことは無くなるとのこと。
テキストの表示も現在のフォントから変更され、「iOS 9」や「OS X El Capitan」から採用されているAppleの独自フォント「San Francisco」が採用されるようだ。
その代わりに、楽曲のカバーアートは今までよりも大きく表示されるようになり、全UI表示の大半をカバーアートが占めるようになるとのことだ。現状の「Apple Music」でもカバーアートは巨大に表示されるようになっているため、今以上に大きくなると言われても正直どうなるのかは見当もつかないが…。
また、「Apple Music」の下にある「NEW」というタブは今後廃止され、代わりに「Browse」というセクションが設置されるとのこと。さらに、楽曲表示にも変更が加えられ、今まで権利の関係からか表示できなかった歌詞の表示が、今後は標準でサポートされていく模様。
その他にも「For You」機能もより簡素化され見やすく改善。ユーザーの嗜好に合わせた楽曲の提供の精度を向上させながらも、より見やすいデザインになるのが特徴なのだとか。
さらには「iPhone 6s / 6s Plus」から搭載された新機能「3D Touch」を活用したショートカット操作も利用することができるようになるそうだ。
これらの情報から、「Apple Music」はリリースから1年の反省を生かして全体的に改善されたものになるようで、全てがより直感的に操作できるようになるようだ。
今の使いづらい「Apple Music」が改善されるだけで神アプデと呼べそうだが、歌詞の表示などの便利機能もデフォルトで搭載されるとなると嬉しいことばかり。一刻も早くリリースされてほしいところだ。
ただ、「Connect」機能に変更が加えられるという情報がないのは個人的には少し驚きだ。自分の好きなアーティストと少しでも繋がることの機能なのだが、正直使う機会が全くない。アーティストをフォローしても何の意味も成さない機能なので、今後どこかで改善してほしいと思っているのだが。
Bloombergによると「Apple Music」の新UIは、来月開催の「WWDC 2016」でお披露目になるようだ。早ければ「WWDC2016」後、遅くても「iOS 10」のリリース時に提供されると思われる。
ちなみに、iTunesに関しては大幅な刷新は来年以降になるようで、今年はあくまでマイナーアップデートに留まるとのことだ。
[ via 9to5Mac ]