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iPhone 12が対応する超近距離無線LAN規格 「IEEE 802.11ay」、Apple Glassとの連携に利用?

今秋の発売が予定されている 「iPhone 12」 には、超近距離無線LAN規格 「IEEE 802.11ay」 が採用されると噂されている。

この 「IEEE 802.11ay」 は60GHz帯を使用し主に近距離での通信のために利用される規格として策定中。具体的にどのようにiPhoneで利用されるかは不明だが、もしかするとApple Glassとの連携で利用されるのではないかと海外メディアが予想している。

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IEEE 802.11ay採用はApple Glass発売の布石?

この予想を伝えたのは、海外のApple系メディアMacworld。今月24日にMacお宝鑑定団Blog(羅針盤)が伝えた、iPhone 12が超近距離無線LAN規格 “IEEE 802.11ay” を採用する可能性があるという情報から、この無線LAN規格をAppleがどのように活用するか考えたようだ。

Macworldは前提として、iPhone 11シリーズに搭載されたがまだほとんど何にも活用されていないUltra Wide Bandを例に、IEEE 802.11ayも採用されてからすぐに活用されない可能性があると伝えた上で、長らく噂されてきた 「Apple Glass」 に同技術が採用されるのではないかと予想している。

「Apple Glass」 はAppleが秘密裏に開発しているとされるARグラス。iOS 13の中で存在が確認されており、発売が近いと予想されている。どのようなデバイスになるかは不明ながら、GoogleのARグラス 「Google Glass」 のようにメガネのレンズにARコンテンツが映し出され、現実世界とARが混じり合った世界を体験できるデバイスになることが予想されている。

このApple Glassは、Apple WatchのようにワイヤレスでiPhoneとペアリングする仕様であることが分かっているが、そのペアリングの際にIEEE 802.11ayが採用される可能性があるということだ。

最新レポートではApple Glassは2023年以降に登場するといわれていることから、もしかするとiPhone 12でIEEE 802.11ayが採用されても何ら恩恵がない可能性も。そもそもAppleが何のためにこの規格を採用しているかは不明だが、Macworldの予想はぜひ頭に留めておいた方がいいかもしれない。

ちなみにIEEE 802.11ayは、デバイス間のローカルデータ通信に用いられることから、例えばiPhoneのAirDrop (デバイス間データ転送機能) の性能を向上させるために使われる可能性もある。また、Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)は、スマートデバイスのためのジェスチャー認識、健康や見守り、個人認証、自動車内のモニタなどのユースケースが想定できるとも伝えていた。

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