初代「Apple Watch」が発表されてから早くも1年が経過する。3月のスペシャルイベントでは新モデルが登場するかもしれないと噂されていたが、結局は発表されず。
次期「Apple Watch」の発表は6月の「WWDC 2016」以降に持ち越しになったわけだが、次期「Apple Watch」の「Apple Watch 2」は新機能として、手首に巻きつけるバンド部分に電子的な新機能が搭載されるかもしれない。
バッテリーや血圧センサー、スピーカーなどを搭載できる技術
CNET Japanによると、Appleは2016年3月31日に「Apple Watch」に関する特許を新たに取得したことが、米国特許商標庁(USPTO)のサイトで明らかになった伝えている。
Appleが取得した特許は、スマートウォッチのバンド部分に電子機器モジュールの機能を持たせることができるというもの。「Apple Watch」のケースを主体とし、そこからバンド内モジュールに給電することでスマートウォッチの機能を拡張させることができるという。
バンドの一つ一つの「駒」にはプロセッサやメモリ、各種センサーを搭載することができ、内蔵チップに本体の補助的な処理をさせたり、血圧計を搭載したりと本体だけで実現できない機能を搭載させることができる可能性が出てくる。
その他にもバンド部分にカメラやスピーカー、バッテリーなどを搭載したり、アクチュエーターや触覚フィードバックデバイスを搭載することもできるとのこと。
バンド内部にこれらの機能を搭載するとなると、バンド自体がより厚くなったり、また皮製のバンドでは利用できなさそうなどと問題点は多そうだが、今まで以上に「Apple Watch」を快適に使うことができるようになりそうだ。
また、バッテリーをバンドから給電することができるようになれば「Apple Watch」のバッテリー持ちは大きく改善される可能性がある。Appleの公式ストアからバッテリー内蔵バンドが販売されてもおかしくはないだろう。
また、この技術はバンドさえ付け替えれば、今までの「Apple Watch」に新たな機能を搭載させることができるので、今後の拡張性という点についても長けている技術だ。
数年おきに新しい「Apple Watch」を購入する必要がなくなる可能性があり、今後のスマートウォッチの常識になる可能性が秘められている。
あくまで今回紹介したのはAppleが新たな特許を取得したというだけで、実現されるかどうかは全く分からない。一応、今後の製品に必ずしも生かされるわけではないということだけは付け加えておく。
[ via CNET Japan ]