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Appleのヘルスケアへの取り組みや「Apple Watch」はジョブズ氏の闘病生活から生まれた産物かもしれない

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Appleは近年、「Apple Watch」や「iPhone」に搭載されているヘルスケアの開発を重点的に行っており、今や医療業界にも影響を与えている。

僕が利用している病院では、一度もAppleの製品が活用されている場面を見たことはないが、今後はヘルスケアアプリを利用した医療が本格化する時代が来るのかもしれないと密かに期待している。

なぜ、Appleはヘルスケア分野に力を入れ始めたのだろうか。米メディアTIMEによると、それは故スティーブジョブズの闘病生活にルーツがあったのかもしれない。

「ヘルスケア」アプリの開発はジョブズ氏の心からの願いだったのかもしれない

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TIMEに掲載されたテクノロジーコンサルタントTim Bajarin氏の記事によると、Appleの元CEOスティーブ・ジョブズ氏は2004年にすい臓がんを発症、それからの約8年間の闘病生活で、同氏は医療システムの複雑さに問題意識を持ったという。

故ジョブズ氏は医師と患者との間で、医療データや生活データのやり取りをスムーズに行えるシステムを構築し、効率的に医療行為を行うことができる方法を模索し始め、自社の研究チームにヘルスケア関連技術の開発を依頼したのだとか。

その後、ジョブズ氏は2011年に亡くなってしまうのだが、開発自体は引き続き継続され、2014年には「HealthKit」を発表。その後も「ReserchKit」や「CareKit」の解放が発表されている。

一般向けとしては「iOS 8」で「iPhone」向けに、そして昨年4月には「Apple Watch」の発表と同時に「ヘルスケア」アプリが搭載された。

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「Apple Watch」の登場直後こそはファッションを前面に押し出した形で販売促進されていたが、最近にいたってはヘルスケア関連に関する開発が積極的に進められているイメージが強い。

Appleは、現在も自社が持つ製品群でヘルスケア分野に関する開発を進めており、それらを繋ぐエコシステムによって我々の医療システムの向上を目指していると思われる。それらのきっかけは故スティーブ・ジョブズ氏にあったということ。

ジョブズとティム・クック

ジョブズは亡くなる直前までAppleの仕事を続けていたと言われているが、彼が「Apple Watch」や「ヘルスケア」アプリについて直接関わっていたかどうかは分からない。

ただ、Appleの医療へのアプローチは、故ジョブズ氏のそれまでのコンピュータデバイスに対するアプローチと似ていて、今まで煩雑だったシステムを根底から見直すきっかけになっている。

ジョブズ氏自身は、残念ながらそのシステムの完成を見ることなく亡くなってしまっているわけだが、Appleがこれほどまでにヘルスケア分野に力を入れている理由は、ジョブズ氏の闘病経験から生まれた「ユーザーがより使いやすい医療システムで、いつまでも健康であり続けて欲しい」という彼自身の願いからきているのかもしれない。

[ via Cult of Mac ]

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。