Appleが独自の映像コンテンツを自社製品を所有するユーザーに向けて配信するという話があったが、このサービスは来年からスタートする予定であることがわかった。また案の定、開始されるのは米国からで、その他の地域についてはその数ヶ月後となりそうだ。
Appleは独自の映像コンテンツ配信を2019年から開始
配信される独自映像コンテンツは、Appleが10億ドル以上を費やし製作したオリジナルのテレビ番組や映画、ドラマなどだが、その他にもHBOやStarzなどの有料チャンネルなどが含まれる予定。これらは、iOSデバイスあるいはApple TV向けに提供されている「TV」アプリを介して視聴できる仕組みになっているという。
Appleの独自映像コンテンツ配信は、Appleデバイスを持つことへのインセンティブになる可能性がある。重要なのは面白い番組を作ることができるかどうかだが、すでに「Carpool Karaoke」など笑える番組も多く用意されている。
ただし、英語圏以外のユーザーに対しても魅力的な番組をもっと制作する必要があるだろう。残念ながら現時点では、日本人向けコンテンツは豊富とはいえず、Appleの映像コンテンツ見たさにiPhoneを購入するユーザーは皆無と言っていいだろう。
また、「TV」アプリが世界各国で利用できるようになることも重要だ。現時点で「TV」アプリが配信されているのは、米国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、ノルウェー、スウェーデン、英国の10カ国で、こちらも日本を含む多くの国では利用できない。最近では全世界でのサービス提供が遅れる傾向にあるAppleだが、多くのユーザーをスピーディーに獲得するためには、サービスローンチへのスピード感がやや足りないようにも感じられる。
[ via 9to5Mac ]