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Appleのアプリ開発コンテスト 「Swift Student Challenge」 で青山学院大の河原慶太郎さんが優秀受賞者に。ティム・クックCEOに直接紹介する機会も

Appleが毎年開催している、学生向けのアプリ開発コンテスト 「Swift Student Challenge」 で、青山学院大学3年生の河原慶太郎さんが優秀受賞者のひとりとして選出された。

「Swift Student Challenge」 は、次世代の学生デベロッパ、クリエイター、起業家をサポートし、コーディングへの情熱を応援する、学生向けのプログラミングコンテストだ。参加者は、アプリプレイグラウンドで3分以内で体験できるインタラクティブなシーンを作成して応募する。

Appleは応募作品のなかから350の優れた作品を選出し、そしてそのなかで最も卓越していた50人を優秀受賞者として選出することになっていた。今年もたくさんの応募が集まっていたが、日本からは青山学院大学3年生の河原慶太郎さんが選出された。

河原さんの応募作品は、自分が撮影したお気に入りの写真をXcodeまたはiPad上で、世界にひとつのジグソーパズル (4から36ピースまでを選択) に変換して遊べる、大人も子供も一緒に楽しめるアプリ。ユーザーの飼っているペットの写真や、旅行先での思い出一枚などから、世界でひとつのオリジナルのパズルを作成して遊ぶことができる。

河原さんは、今回の受賞に対して 「このような賞をいただくことができ光栄です。今後も楽しみながら開発を続けていきたいと思います。」 とコメントしているほか、Swift UIをベースに作成されたこのアプリをApp Storeで公開し、「子供たちの想像力を広げたい」 ともコメントしている。

なお、優秀受賞者として選ばれた50名は、WWDC24の会場であるApple本社に招かれ、「iOS 18」 などが発表された基調講演をはじめ、数々のイベントやワークショップに参加した。

一連のイベントのなかでは、ティム・クックCEOに直接開発したアプリを紹介する機会があり、その様子がクックCEOのXアカウントで紹介されている。投稿の内容は以下。

拙訳:#WWDC24の開幕を最高の方法で迎えました。Swift Student Challengeで優勝した学生開発者たちと会うことができました。彼らの創造力と決意が見事に表現されていて、感動しました!

また、ティム・クックCEOは上記投稿とは別に以下のコメントを発している。

日本では、国中のデベロッパがさまざまな趣向を凝らし、App Storeならではのユニークな体験に日々命を吹き込んでいます。それはまさに慶太郎さんがこの楽しいパズルアプリで達成したことです。 慶太郎さんに会い、私は彼の才能、創意工夫、そして技術に対する秀でた情熱にとても感銘を受けました。慶太郎さんの未来が楽しみです。

前述のとおり 「Swift Student Challenge」 は世界中から応募が集まる大規模なコンテストで、かつ選出者も350名という狭き門であるにもかかわらず、日本からは毎年のように入賞者が出ており、さらに今年は優秀受賞者として選出されるなど、とても喜ばしいことだ。

ちなみに、Appleは各地のApple Storeにおいてワークショップ 「Today at Apple」 を開催しており、そのなかで 「Swift Playgroundsでコーディングを学ぼう」 などコーディングの基本を学べるセッションも実施している。こうしたワークショップに参加して、来年以降の 「Swift Student Challenge」 に向けて勉強してみても良いのではないだろうか。

(画像提供:Apple Japan)