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Appleは11月12日、AirTagや 「探す」 ネットワーク対応アクセサリの位置情報を航空会社などと共有する新機能 「Share Item Location」 の提供を開始した。
本機能は 「iOS 18.2」 のベータ版/パブリックベータ版で利用可能だ。
「探す」 対応アクセサリの位置情報を航空会社などに共有する新機能が利用可能に
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「Share Item Location」 で共有される位置情報は、ユーザーの手元に持ち物が戻り次第すぐに無効にすることができるほか、所有者はいつでも共有を停止でき、7日後には自動で期限切れになるため、安心して位置情報を共有可能だ。
ユーザーはiPhoneやiPad、Macの 「探す」 アプリで 「Share Item Location」 リンクを作成可能で、このリンクから持ち物の位置情報がインタラクティブなマップ上に表示されるウェブサイトにアクセスできる。このウェブサイトでは持ち物の新しい位置情報が利用できるようになると情報が自動で更新され、最終更新日時のタイプスタンプが表示される。
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Appleによると、ユーザーのプライバシーを保護しながら安全に位置情報を共有するため、「Share Item Location」 で作成したリンクにアクセスできるユーザーは少人数に限られ、リンクの受信者は、Apple Accountまたはパートナーのメールアドレスで認証する必要があるという。
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今後数か月の間に、エアリンガス、エア・カナダ、ニュージーランド航空、オーストリア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ブリュッセル航空、デルタ航空、ユーロウィングス、イベリア航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ、カンタス航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、ターキッシュエアラインズ、ユナイテッド航空、ヴァージンアトランティック航空、ブエリング航空などの15以上の航空会社が、不適切に扱われたり遅延した荷物の場所を特定するための顧客サービスプロセスの一環として、「探す」 による持ち物の位置情報の受け入れを開始するという。今後はさらに多くの航空会社が加わる予定だ。
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(画像:Apple)