現地時間6月24日、Appleはパブリックベータテスター向けにiOS 13・iPadOS・macOS Catalina 10.15・tvOS 13の各パブリックベータの提供を開始したが、これと同時に一部の招待ユーザーに対して、watchOSのベータ版を配布していることがわかった。海外メディアAppleInsiderが報じた。
「watchOS 6」 ベータ版が一部ユーザーに配布
Appleは、iOSやmacOSなどの各種ソフトウェアのベータ版を開発者とパブリックベータテスター向けに配信しているが、watchOSについては開発者向けベータしか用意されておらず、一般ユーザーはベータ版を利用することができない。
ただし、今回Appleは一部のユーザーのみを対象とした招待制 「AppleSeedプログラム」 を実施。同プログラムに参加したユーザーは 「watchOS 6 beta」 をインストールしテストすることが可能だという。
「AppleSeedプログラム」 への招待はメールで行われており、参加すると同プログラム経由で 「watchOS 6 beta」 が提供される。参加者にはフィードバックアシスタントアプリを利用して同ベータ版の不具合等を報告することが求められるというほか、ディスカッション用の掲示板も用意されたり、アンケートへの回答が求められることもあるようだ。
どういった基準で、「AppleSeedプログラム」 への招待を送っているのかは不明だが、「watchOS 6」 は 「iOS 13」 を必要とするため、Apple Beta Software Program (パブリックベータテスト) 利用者に対して送付しているのではないかと想定される。
ちなみに、同テストに参加した場合、開発者向けベータ版やパブリックベータテスト向けベータ版と同じく、秘密保持契約(NDA) の対象となるとのことだ。また、開発者向けビルドとは異なる可能性があるとAppleInsiderは指摘している。
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