Apple、著名人の作品を横断的に紹介する新サイト 「Snapshot」 公開

Appleは、音楽アーティストや俳優、スポーツ選手といった著名人のコンテンツを、Appleの各種サービスから横断的に紹介する新サイト 「Snapshot on Apple」 を公開した。公式発表はなく静かに立ち上げられた形だが、現在こちらのリンクから誰でもアクセス可能となっている。

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アーティストや俳優など著名人の作品を紹介する 「Snapshot on Apple」 公開

「Snapshot on Apple」 は、音楽・映画・テレビ・ポッドキャスト、さらにはスポーツ分野で活躍するセレブリティたちの情報を一括で閲覧できる新しいウェブポータル。

サイトでは、計36人の著名人が掲載されている。音楽界からは、Bad Bunny、Dua Lipa、Billie Eilish、Taylor Swift、俳優ではMatt Damon、Jennifer Aniston、Zendaya、Brie Larson、スポーツ界からはSerena Williams、大谷翔平 (Shohei Ohtani)、Lionel Messi、Stephen Curryらが名を連ねる。

トップページには、ゆっくりと自動スクロールする2列の画像が表示され、ユーザーが任意にスクロールしたり検索したりする機能は備わっていない。

サイトの構成は、二列に並んだセレブリティの画像がゆっくりと自動スクロールしていくシンプルなものになっている。

各セレブリティのカードをクリックすると、その人物のミニプロフィールページへと遷移する。そこでは、Apple Music、Apple TV+、Apple Podcastsといった各サービスにおける関連コンテンツが、作品名とビジュアル付きで一覧化されている。

たとえば、Zendayaのページには彼女の簡単な経歴のほか、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や「The Late Show Pod Show」へのポッドキャスト出演といった情報が並び、それぞれのAppleサービスへのリンクも付いている。

また、Lionel Messiのページには彼がこれまでに所属したフットボールクラブなどの経歴に加えて、MLS Season Passで視聴できる試合やハイライト、Apple TVで制作されたドキュメンタリー番組などが簡単に探せるようになっている。

この仕組みは、いわばApple版LinktreeやFeature.fmともいえるだろう。アーティストや俳優の最新プロジェクトを、Appleのエコシステム内で完結させてナビゲートする構造だ。デザインはAppleらしくシンプルかつ洗練されているものの、現時点では手動でのスクロールや検索機能は搭載されておらず、画面に表示される人物を待つか、目当ての人物が現れるまでクリックを控える必要がある。また、プロフィール閲覧後はトップに戻ってしまうなど、操作性にやや難があるとの指摘もあるようだ。

今回の「Snapshot」公開は、Appleが自社の音楽・映像・スポーツコンテンツを “人” を軸に可視化しようとする新たな試みの一環とみられる。将来的には、機能拡張やApple IDとの連携によるパーソナライズ表示などが加わる可能性もありそうだ。

(画像:Apple)

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