19日の米株式市場の取引で、Appleの時価総額が2兆ドルを超えた。時価総額が2兆ドルを超えた米国企業は、Appleがはじめて。
Appleの4-6月期の業績が予想よりも良かったことなどを受けて同社の株価は上昇しており、今月1日にサウジアラビアの国営石油企業サウジアラムコを抜いて時価総額一位を達成していた。
ちなみに時価総額2兆ドルを達成したのはこのサウジアラムコのみ。つまり、時価総額2兆ドルを達成したのはAppleが世界2社目ということになる。
Appleが米国企業として初の時価総額1兆ドルを達成したのは2018年8月。わずか2年でAppleは1兆ドルを増やした計算だ。
Appleが米国企業初となる時価総額2兆ドルを達成
Appleのメインの収益は主にデバイス。とりわけ人気が高いのはiPhoneで、四半期だけで264億1800万ドルを売り上げた(2020年第3四半期)。
次に売上が大きいのはMacだが、最近はApple MusicやApple Arcadeといった定額サービスを統括する 「サービス部門」 の売上が大きくなっており、同部門の売上は他のデバイス部門を凌駕する131億5600万ドルとなっている。Appleは今後さらにサービス部門に力を入れる予定で、いずれはデバイス中心のビジネス形態からサービス中心の会社にシフトしていく可能性がある。
ちなみに、Appleは2020年第3四半期(2020年4~6月期)において、1対4の株式分割を行うことを発表している。株式分割によって1株当たりの価格が下がることから、新規の株主をさらに呼び込みやすくなるとみられ、時価総額はさらに増大する可能性を秘める。株主分割後の取引は8月31日に行われる予定となっている。
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