今のところ「iPad Pro」でしか使い道のない「Apple Pencil」だが、もしかすると将来はMacでも利用できるようになるのかもしれない。
9to5Macによると、Appleは「Apple Pencil」をMacのトラックパッドで使用できるようにする特許を2014年に取得していたことが明らかになっている。
トラックパッドで使うだけではなく、ジョイスティックやエアマウスとしての機能も
今回公開された特許は、2014年にAppleが提出した「Apple Pencil」の原案「スタイラス」というもののようだ。
特許の内容は「スタイラスペン」を、主に「タッチスクリーンディスプレイ (つまりは「iPad」)」で使用することを前提に記載されているのだが、説明の中には「iPad」の他にも、「トラックパッド」や「iMac」のような図面が掲載されている。
また、現在Appleが販売している「Apple Pencil」は絵や文字などを描くことにしか使えないが、この特許に掲載されている「スタイラス」には3~6軸の慣性センサーが搭載され、「ジョイスティック」や「エアマウス」といった機能が含まれているとのことで、Appleは「Apple Pencil」よりかなり高度なデバイスを想定していたようだ。
今後、「Apple Pencil」がMacで使用できたり、「ジョイスティック」、「エアマウス」などの新機能が搭載されるかはまだ分からないが、2014年の段階でここまで考えられているということは、もしかすると今よりも進化した「Apple Pencil」が発売される可能性もあるのではないだろうか。
個人的には「Apple Pencil」をトラックパッドで使えるようになるよりは、Macの画面に直接使えるようになるか、もしくはiPadとMacを同期して、iPad側で書いたものがMacに反映される方がスマートで使いやすい気はするのだが…。
[ via 9to5Mac ]