Appleは今年複数の新型Macを発売すると報じられているが、そのラインナップに新型iMac ProとMac Proは含まれていない可能性があるようだ。
現地時間3月7日、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏は自らのTwitterアカウント (@mingchikuo) にて、今後のApple製品に関する最新予測を伝えている。
2022年にハイエンド型Mac miniと27インチミニLEDディスプレイが発売予定?
Ming-Chi Kuo氏によると、Appleは今年ハイエンド型Mac miniに加えて、27インチのミニLEDディスプレイを発売する計画があるとのこと。また、年内発売との噂があるiMac ProとMac Proの新型モデルについては、2023年に投入される予定であるとのことだ。
Predictions for Apple’s new desktop products:
1. 2022: More powerful Mac mini and more affordable external display (27-inch without mini-LED).
2. 2023: Mac Pro and iMac Pro.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 6, 2022
これまでの情報では、ハイエンド型Mac miniはM2チップあるいはM1 Proチップが搭載されることで性能が大幅に向上すると予想されている。最新の予測では、今月8日(日本時間9日)に開催される新製品発表イベント 「Peek Performance.」 にて発表される予想となっている。
また、外部ディスプレイについてはPro Display XDRよりも小型でミニLEDディスプレイを搭載した安価モデルになるとKuo氏は伝えている。先日、米Apple系メディア9to5Macが伝えた 「Apple Studio Display」 とは異なるものであるとみられ、Appleが複数の新型ディスプレイを開発している可能性がありそうだ。
Mac ProとiMac Proについては年内発売の噂があるが、Ming-Chi Kuo氏によればその発売は2023年に後ろ倒しとなるとのこと。Appleは2020年6月に開催された 「WWDC20」 において、2年以内にMacの内蔵チップをIntelから独自のApple Siliconに変更するとの野望を発表している。しかし、Kuo氏の情報が正しければ “2年以内” というスケジュールは実現できないことになる。遅延の理由は不明だが、世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染症による工場の閉鎖などが影響した可能性がありそうだ。
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