Appleの新本社ビルは、壁面の多くがガラスで作られている。外から見ると、とても綺麗でモダンな外観をしている同ビルだが、中で働く従業員は不便を強いられているようだ。
Bloombergによると、Apple新本社ビル内で働く従業員が、このガラス壁にぶつかって痛い思いをするケースが多発しているという。
本社ビルの壁に激突する従業員が多数
ガラス壁にぶつかる事故の多くが、従業員が歩きスマホをしていることが原因とみられている。手に持ったスマートフォンを見ながら歩くため、注意力が散漫し、ただでさえ見辛いガラス壁に気付かずに衝突しているのだろう。
この場合、「悪いのは従業員」ということになりそうだが、あちこちの壁がガラスで作られているのであれば、それも仕方ないようにも思える。従業員の中には、ガラスの壁にポストイットを貼り、壁の存在に気付けるように工夫する人もいたのだとか。
ちなみに、この手の事件はAppleにとって初めてのことではない。というのも、2012年に83歳の女性がApple Storeのガラス壁に衝突する事故が起き、訴訟にまで発展している。
訴訟は、法廷外で和解に達したとのことだが、ガラス壁の問題は場所を変えて再燃しそうだ。