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Apple、数ヶ月以内にMRヘッドセットの発表計画。対面イベントの開催を希望か

Appleが秘密裏に開発しているとされる、MRヘッドセットは今後数ヶ月以内に発表される可能性が高いようだ。

しかも、著名記者Mark Gurman氏によると同ヘッドセットは対面式のイベントの中で発表する計画であるとのこと。新型コロナウイルスの影響でオンラインでの発表イベントが続く今日だが、今回のMRヘッドセットに関してはフィジカル、つまり物理的にメディアや開発者を呼んで発表することを望んでいるという。

AppleのMRヘッドセットは数ヶ月以内に発表か

この情報はBloombergの著名記者Mark Gurman氏が伝えたものになる。

同氏のレポートによると、Appleは数年前から開発しているMR (複合現実) ヘッドセットの発表を控えており、早ければ今後数ヶ月以内に発表する計画だという。また、可能であれば対面(メディアを直接呼ぶ形式)による発表を行うことを希望しているとのこと。

Appleがフィジカルイベントを開催したのは、2019年9月が最後となっている。昨年から続く新型コロナウイルスの影響で直接、メディアや開発者を呼んで新製品を発表することはできていない。

しかし、Appleにとって今回のMRヘッドセットは重要な製品と考えているようで、オンラインで発表することは望んでいないという。

国を跨ぐ形で世界各国のメディアを呼ぶのは難しいことから、実行するとしたら全世界にあるApple StoreもしくはAppleのオフィスに、その国の一部メディアを招待する形で発表することを計画しているのではないだろうか。

Mark Gurman氏によると、Appleが開発するMRヘッドセットはハイエンドでとても高価なものになる予定。各Apple Storeで1日1台程度しか売れないような、とてもニッチな製品になるという。

スタンドアローンで動作し、ディスプレイの解像度は他社VRヘッドセットよりも高くなる。さらにMacBook AirやMacBook Proに搭載されているM1チップよりも高い性能をもったプロセッサ (Apple Silicon) を搭載することが計画されていると、Mark Gurman氏は以前に伝えていた。

さらにAR機能を利用するため外部に12個のカメラが内蔵されていて、ユーザーの手の動きを認識し操作できるハンドトラッキング、仮想キーボードなどを含めたソフトウェアなどもテストしているとされる。

Mark Gurman氏によれば、ヘッドセットは眼鏡を装着しているユーザーのことを配慮して、ヘッドセットと顔の間の距離を短くしたとのこと。また視力が弱いユーザーのためにヘッドセットに度入りレンズを装着できるようにしているという。

ただし、開発においていくつかの “ハードル” にぶつかっていることも報じられている。AppleはこのAR・ヘッドセットを、ゲームでの利用やビデオの視聴などバーチャル空間で使用することを主に想定しているとみられ、現実世界のビューに画像や情報をオーバーレイするAR (拡張現実) デバイスとして使用することについてはやや限定的なものにする可能性がある。

Mark Gurman氏は同ヘッドセットの発売時期を2022年と予想している。つまり、仮に数ヶ月以内に発表されたとしても実際に購入できるのはまだ先となる可能性がある。

数ヶ月先と言うと6月のWWDCあたりが濃厚となるわけだが、WWDCは完全オンラインでの開催が発表されたばかりであることから、おそらく同イベントとは別の機会に発表されるものと予想される。発表から発売まで期間が長い理由は、きっと同ヘッドホンで動作するソフトウェアを開発する時間を与えるためだろう。

ちなみにWWDC21のティザー画像で、メガネをかけたミー文字が使われていることから、噂のARグラス 「Apple Glass」 の発表が一部ユーザーから期待されている。しかし、同製品の発表についてMark Gurman氏は “数年先” と発言していることから、今回のWWDCで披露されることは残念ながらなさそうだ。

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[ via MacRumors ]

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