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AppleのMRヘッドセットは2022年中頃、ARグラスは2025年までに発売。コンタクトレンズ型デバイスが2040年までに登場か

現在、Appleは独自のAR・VRヘッドセットを開発していると噂されている。その製品は主に法人向けの製品になると予想されているが、早ければ2022年中頃に販売が開始される可能性があることがわかった。

TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏が公開した投資家向けレポートの中で、AppleのAR・VR製品に関する言及が確認された。

Ming-Chi Kuo氏によれば、AppleはMRヘッドセットを2022年中頃、ARスマートグラスを2025年までに発売する計画であるという。

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MRヘッドセットが2022年中頃に登場予定

まずはMRヘッドセットについてだが、MRとはMixed Reality (=複合現実) のこと。

ARは現実の世界に情報を投影する拡張現実、『ポケモンGO』の世界がそれに該当する。VRはバーチャル空間の映像の中に実在するように見せる仮想現実。PSVRやOculus Quest 2が該当する。

MRはその中間的な存在となる “複合現実”。現実世界とホログラムが融合した世界を映し出す。世界に3D情報を置き、それを自由に拡大縮小させて操作したり、複数人で単一の3Dホログラムを同時に見ることも可能になる。Microsoft HoloLensがMRシステムを導入した製品だ。

Kuo氏によれば、AppleはこのMRシステムを採用したヘッドセットを2022年中頃に発売する計画という。プロトタイプ品の重量は200〜300グラム程度であるとのことだが、現在存在する “なんらかの技術的問題” を解決することができれば、最終的に100〜200グラム程度の軽量ヘッドセットが誕生する可能性があると報告する。

ヘッドセットには独自プロセッサとストレージが搭載され、ポータブル仕様であるとのこと。ただし “iPhoneのような完全なるポータブルではない” としていることから、おそらく何らかのデバイスとの接続が必要 (完全スタンドアローンではない) という意味なのだろう。

独自プロセッサの性能が高いことから、既存のVRヘッドセットよりも大幅に優れた没入体験が可能、とKuo氏は記している。このVRヘッドセットをつかってApple TV+のコンテンツを視聴したり、Apple Arcadeのコンテンツを楽しむこともできるようになるとのこと。VR関連のコンテンツが増えそうな予感だ。

本ヘッドセットは複雑なデザインを採用していることから、価格は1,000ドル程度(約10万円程度)になると予想されるとのこと。The Informationの報告では3,000ドル程度とされていたため、それに比べると安く見えるが、どちらの情報が正しいのかは現時点では不明だ。

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ARスマートグラスは2025年までに発売へ

AppleはMRヘッドセットの次に、ARスマートグラスの投入を検討しているようだ。Kuo氏によれば発売は2025年までに行われるとのことで、具体的な発売時期に関する情報はまだないようだ。

Kuo氏いわく、AppleのARスマートグラスのプロトタイプは現時点ではまだ存在しないとのこと。おそらく開発は、かなりの初期段階にあるものと予想される。

Kuo氏によれば、このARスマートグラスは光学シースルー型のヘッドマウントディスプレイになるという。前述のMRデバイスよりも、もっと “モバイル性” を意識した製品になっているとのこと。このモバイル性とARの組み合わせで起こる “体験” に重点を置いているようだ。

コンタクトレンズ型デバイスが2040年までに登場か

さらに、Appleは長期的プランとして、”コンタクトレンズ型デバイス” の発売を計画しているようだ。発売時期は2030年〜2040年を予定しており、まだ遠い未来の製品となる。

まだ実像は不明ながら、おそらくコンタクトレンズのように目に入れることで、コンタクトレンズに表示される情報が視覚にはいる仕組みになると予想される。

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[ via MacRumors ]