Appleがついに宇宙分野に進出か。米メディアBloombergの著名記者Mark Gurman氏は、Appleは航空宇宙技術に長けたソフトウェア・ハードウェアエンジニア12人を雇用し、iPhoneやそのほかのApple製品にデータを転送するための人工衛星を開発していると伝えた。
Appleが人工衛星を開発中?iPhoneなどへのデータ転送のため
Appleが開発している人工衛星は、iPhoneにデータを送信できるようなものが想定されているようだ。
プロジェクト自体が初期段階ということもあり具体的な計画はまだ不明ながら、人工衛星からiPhoneに直接的にデータ通信が可能になることで、キャリア通信や既存ネットワークへの依存度を下げられることが考えられる。また、地球の低軌道を周回するような人工衛星であればキャリアネットワークが普及していないアフリカなどの一部のエリアでもiPhoneが利用できるようになるかもしれない。
そのほかにも位置情報のトラッキングやリアルタイムな地図情報の表示といった機能が利用できる可能性もある。
開発目標は5年で、いまはまだプロジェクトの初期段階。そもそも自らが開発した人工衛星が打ち上げられるのかどうかについても不明で、将来的にプロジェクトが断念される可能性についても言及されている。人工衛星で地球全体をカバーするには複数基を投入する必要があるが、果たして ”Appleのスプートニク1号” はいつ頃に完成を迎えるのだろうか。
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