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Apple、環境負荷軽減の大胆目標 「Apple 2030」 の進捗を報告。ソーラー発電や水資源への追加投資を実施

米Appleは、今月22日のアースデイ (地球の日) を前に、同社が行う環境負荷軽減への取り組みについて現状を報告した。

米国と欧州でソーラー発電施設に新たな投資を行うほか、数十億ガロンにおよぶ水の節約と汚染防止、さらには水ストレスの高い地域で水の供給を拡大するため河川流域の回復や生態系の保護などをパートナー企業を通じて行う。

関連リンクApple ramps up investment in clean energy and water around the world – Apple

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Appleがアースデイを前に環境負荷軽減への取り組みを発表

Appleは、自社の運営からサプライチェーンに至るまで、すべての経済活動における温室効果ガス排出を実質ゼロにする、100%カーボンニュートラルを2030年までに達成するという大胆な目標を掲げている。

昨年の今ごろ、Appleはパートナー各社とともに設立した再生基金 「Restore Fund」 に対する投資額を、それまでの2億ドルから4億ドルに増やすことを発表していたが、今回発表したものはクリーンな電力創出と、水資源の保護や供給に関するものだ。

まずクリーンな電力の創出について。Appleは、同社のサプライヤーに対してクリーン電力を使用すること、およびカーボンニュートラルになることを求めてきた。これにより、Appleが直接的に製造費用を出している企業の95%に相当する320社が賛同。Appleのサプライチェーン全体で16.5ギガワットの再生可能エネルギーが稼働し、昨年はサプライチェーン全体て2,550万メガワット時以上のクリーンエネルギーが生成され、1,850万トン以上の炭素排出を回避できたという。

米国では、ミシガン州全体にわたるソーラープロジェクトのポートフォリオに投資しており、今年後半には132メガワットのクリーンエネルギーが供給できるプラントの建設が進められている。

スペインでは国際的な太陽光発電所開発プラットフォームであるib vogt社と協力し投資を行っていて、105メガワットの電力を生み出せるソーラー発電所が2024年末までに稼働開始予定になっている。

さらに、インドでは、大手の再生可能エネルギーデベロッパCleanMax社とのジョイントベンチャーで、合計で14.4メガワット規模になる6つの屋上ソーラープロジェクトにも投資しており、インド国内にあるAppleのオフィスや2つの直営店、そのほかの事業に電力を供給するとしている。

次に、水資源の保全や供給に関する取り組みについてだが、こちらは、Appleが掲げる環境負荷軽減に関する取り組みのひとつ。今後20年にわたり、帯水層や河川の回復、さらには飲料水のための資金調達などによって、70億ガロン近い水を供給する、新しいパートナーシップを開始するというものだ。

Appleは、米カリフォルニアやアリゾナのコロラド川流域、さらにはインドのテランガーナ州やマハーラーシュトラ州など、同社が事業活動を行っている地域のなかでも水ストレスの高い場所で、きれいな水を供給する取り組みを行っている。

例として、北カリフォルニアのサクラメント川、フェザー川、ビュートクリークが合流する750エーカーの氾濫原では、River Partners社と協力して自然機能を回復する取り組みを行っている。具体的には、土地固有の植物を何十万本も植えたり、昔ながらの氾濫原を再び接続したりすることで、洪水に対する耐性を強くする取り組みだ。

同地域における水需要を削減し、さらに地下帯水層に水を供給する健全な洪水パターンを促すことで、今後20年にわたり50億ガロンのキレイな水を供給することができるとのこと。

また、製造サプライチェーン全体で利用する水の量を削減し、使用した水も再利用することで、水の汚染を防ぐほか、水質モニタリングや環境教育プログラムなどにも力を入れるとしている。

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(画像:Apple)