
9月26日、「Apple 銀座」が3年ぶりに銀座3丁目に戻り、リニューアルオープンを迎える。オープンの時間は午前10時を予定している。
Apple 銀座は、2003年にオープンした国内第1号店であり、米国外初のApple Storeとしても知られている。入居ビル「サヱグサビル本館」の建て替え工事に伴い、2022年から銀座8丁目の仮店舗で営業を続けてきたが、今月22日に仮店舗の営業を終了し、26日にリニューアルオープンする旨が告知されていた。
リニューアルオープンに先立ち、本日9月24日に報道関係者・インフルエンサー向けに先行内覧会が開催され、筆者も参加してくることができたので、本稿で写真とともに詳しく紹介したいと思う。
「Apple 銀座」は温もりも感じられる内装に。二重窓+可動ルーバーで光・温度をコントロール

こちらが新しくなった「Apple 銀座」の外観。これまでの重厚なファサードから一新され、ガラスを全面に取り入れた透明感のあるデザインへと進化した。
道路側3面はいずれもガラス仕様になっていて、自然光が差し込む開放的な空間を演出している。外と内の境界が薄れ、街並みとストアが一体となった印象を与えているほか、日中はとても明るく、開放感があってとても居心地が良い。

外壁のガラスは二重窓仕様になっており、その間には可動ルーバーが備えられている。ルーバーは太陽の動きに合わせて自動的に角度を変え、熱や強い光をやわらげながら、自然な光を店内に取り込み、明るさと室温の両方を最適に調整してくれる。


フロアは4階構成になっていて、1階はiPhone専用フロアとなっている。先日発売したばかりのiPhone 17シリーズがずらりと展示されているほか、廉価モデルのiPhone 16eも展示中だ。


iPhoneの専用フロアということで、壁側にはケースなどのアクセサリも展示されている。気に入ったケースがあれば、そのケースを取っ手のように持って引っ張ることで、後ろの引き出しから新品のケースを取り出すことができる。あとはスタッフにケースを渡して購入すればOKだ。



階段を上って2階へ。各階の移動には、階段と3基のエレベーターを使う。エレベーターが建物の片側に寄せられたことで、旧デザインの頃のApple 銀座に比べると細くなっているが、前述の開放的なデザインのおかげで息苦しさは感じられない。



ちなみに、1階→2階と、3階→4階は吹き抜けになっていて、上の階から下の階を見下ろすことができる。特に1階→2階の吹き抜けは道路側に面していて、大きなガラス窓から銀座の通りを見下ろすことができる。



2階は、Apple Watch・iPad・Macが展示。2階のMacの展示はMacBookが主で、デスクトップタイプのMacは3階に展示されている。旗艦店ということで、Mac Proも展示されている。

奥には、東京の店舗で初となるApple Pickupの専用エリアが用意。オンラインで注文した製品を、仕事帰りなど自分の都合の良い時間に受け取りに来ることができる。



3階は、iPhoneやMac (デスクトップMac) の展示に加えて、Apple Vision Proの体験エリアが用意。スタッフが隣に座って、Apple Vision Proの体験を1体1でサポートしてくれる。


また、この階は無料で参加できる体験型ワークショップ「Today at Apple」の会場になっていて、オープン直後から早速セッションの開催が予定されているとのこと。

Today at Appleでは、今回のリニューアルオープンを記念して、日本の3人組グループ「Number_i」とコラボした特別なセッション「スポットライト:Number_iの空間体験の中に飛び込もう」が実施される。こちらは最新シングル「未確認領域」をテーマに、空間オーディオや空間ビデオを活用した体験型セッションとなっている。

このセッションは、Apple 銀座で9月26日から2週間限定公開された後、10月11日から日本全国のApple Storeで展開されるとのこと。Xで「体験したいけど東京に行けない……」と嘆いていた方も、10月11日以降にご自身の近くのストアで体験できるようになるので安心していただきたい。
アクセシビリティに配慮し、セッション参加者が座る椅子やテーブルは、通常の高さのものに加えて低めのものも用意されており、お子さんや車椅子の方も快適に過ごすことができる。


4階はGenius Barになっていて、デバイスの修理などを受け付ける。Genius Barはカウンター形式ではなく、一列に並べられたテーブルで各スタッフが個別に受け付ける仕組み。

世界中のストアで消えつつあるGenius Barのロゴも、窓側にきちんと配置。筆者はGenius Barにかなり昔からお世話になってきたので、このロゴを見ると安心感がある。
ちなみに、Apple 銀座はほかのAppleの施設と同様に100%再生可能エネルギーで運営されている。ストアスタッフは総勢230名以上が在籍するとのこと。参考として、先日オープンしたApple 梅田はオープン時点で171名だったことから、かなり多くの人員がApple 銀座にいることがお分かりいただけると思う。


Apple 銀座は9月26日(金)午前10時にリニューアルオープンを迎える。当日は、オープンを記念して来場者にノベルティが配られる予定だ。
ノベルティの中身はトートバッグ・ピンズ・コースターの3点セット。いずれのアイテムも、Apple 銀座のロゴが入った特別仕様となっている。数に限りがあるため、確実に手に入れたいなら早めの来店をオススメする。







