Apple、2024年第2四半期決算を発表。減益減収も市場予測は上回る

現地時間5月2日、Appleは2024年第2四半期 (2024年1~3月期) の決算発表を行った。

同四半期の売上高は907億5300万ドル (約13兆8753億円) で、前年同期比4.3%減。純利益は236億3600万ドルで前年同期比2.2%減。1株あたり利益は1.53ドル。参考情報として、昨年同期 (2023年第2四半期) の売は948億3600万ドル、純利益は241億6000万ドルだった。

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今期は減益減収になったものの、市場予測は上回る

各製品の売上高、会社全体の売上高・純利益 (および増減) は以下表のとおり。

総売上高 / 純利益 (カッコ内は前年同期比)
総売上高 907億5300万ドル ( -4.3% )
純利益 236億3600万ドル ( -2.2% )
各製品の売上高 (カッコ内は前年同期比)
  売上高
iPhone 459億6300万ドル ( -10.5% )
Mac 74億5100万ドル ( +3.9% )
iPad 55億5900ドル ( -16.7% )
Wearable & Home 79億1300万ドル ( -9.6% )
Service 238億6700万ドル ( +14.2% )
地域別の売上高 (カッコ内は前年同期比)
地域 売上高
アメリカ 372億7300万ドル ( -1.4% )
ヨーロッパ 241億2300万ドル ( +0.7% )
中国 163億7200万ドル ( -8.1% )
日本 62億6200万ドル ( -12.7% )
アジア太平洋地域 67億2300万ドル ( -17.2% )

今期の決算は、売上高が前年同期比で4.3%減、純利益は2.3%減と減収減益になったものの、全体としてアナリストによる市場予測は上回る結果となった。

売上の半数以上を占めるiPhoneについては、前年同期比で10.5%減となる459億6300万ドルに。スマートフォン市場の低迷や中国市場における売上不振が影響しているものとみられるが、アナリストの予測よりも急激な減少には至らなかった。

新製品がしばらく登場していないiPad部門は16.7%減となったが、今月7日に実施する新製品発表イベントではiPadシリーズの新製品が登場する見通しであることから、来期以降のiPad部門の売り上げには期待が持てそうだ。

また、Apple Vision ProやApple Watchが含まれるウェアラブルとホーム部門は9.6%減となったが、サービス部門は変わらず好調を維持しており、前年同期比で14.2%増となっている。

地域別の売上では、中華圏と日本、アジアが大幅なマイナスに。日本のマイナスにおいては記録的な円安が大きく影響しているものとみられる。

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(画像:Apple)

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