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「iPod touch」 がディスコン。在庫限りで販売終了へ

5月11日、Appleは同社メディアプレイヤー 「iPod touch」 の販売を終了すると発表した。在庫限りで販売を終了する。

「iPod touch」 は、Appleが開発・販売するポータブルメディアプレイヤー。初代モデルは2007年に投入されており、初代iPhoneから通話機能等が省かれ安く購入することができた。日本では初代iPhoneは販売されなかったため、タッチスクリーンを搭載したポータブル製品は、iPod touchが実質的に初となっている。

初代 「iPod touch」

2007年に初代モデルが発売してから幾度となく新型モデルが投入されたが、近年はアップデート頻度が少なくなっており、最後にアップデートされたのは2019年5月発売の 「iPod touch (第7世代)」 となっていた。

iPodシリーズは、音楽を持ち出すというコンセプトのもと誕生した製品だが、iPhoneやiPadなど現行のApple製品はほとんどがiPodシリーズのコンセプトを実現できており、AppleにとってiPod touchをアップデートし続ける理由がやや薄れていたのだろう。なお、同モデルの販売が終了することで、iPodシリーズの20年以上にわたる歴史はついに幕を下ろすことになる。

Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョスヴィアック氏は今回の発表にあわせて、「今日、iPodの精神は生き続けています。iPhoneからApple Watch、HomePod mini、Mac、iPad、Apple TVなど、すべての製品に素晴らしい音楽体験を統合しました。また、Apple Musicは、空間オーディオをサポートする業界をリードする音質を提供します。音楽を楽しみ、発見し、体験するより良い方法はありません。」 とコメントしている。

「iPod touch (第7世代)」 は、Apple公式サイトおよびApple Store、各家電量販店などで在庫限りで販売される。在庫が無くなってしまうと新品のiPodを手にすることはできなくなってしまうため、欲しい方はぜひ販売終了前に購入いただきたい。

「iPod touch (第7世代)」 にはA10 Fusionチップが搭載されており、カラーラインナップはスペースグレイ/シルバー/ピンク/ブルー/ゴールド/(PRODUCT)REDの6色。ストレージ容量は32GB/128GB/256GBの3ラインナップとなっている。

関連リンク:The music lives on – Apple

(画像:Apple)