Appleは2日(現地時間)、「VocallQ」社を買収したことを明らかにした。VocallQは「音声アシスタントシステム」の開発を行っているイギリスの企業。
Appleは買収の目的について明らかにはしていないが、VocallQの技術がSiriの開発に役立てられるものと思われる。
VocallQの技術が役立つのはやはりSiri
Siriの技術は、新iOSのリリースと一緒に、毎年着実に進化を遂げている。最近では車のカーナビにSiriが搭載された「CarPlay」のように、ハンズフリーで利用される機会も多くなってきた。
VoCallQは以前、Siriの技術を「おもちゃのようなもの」と自社製品が優れていることを主張した経緯があり、音声アシスタントシステムに関して非常に高い技術を持っているとのことだった。
現在のSiriは導入したての頃よりもだいぶ進化した。iPhone自体の設定を変えることや、予定をカレンダーやリマインダーに追加することもできるように。だが、まだSiriがユーザーの意図を汲み取るというよりもユーザーがSiriに合わせて利用している感がある。
今回の買収を機に、Appleの音声アシスタントシステム「Siri」は、ユーザーの意図を汲み取れる音声アシスタントシステムになることができるのだろうか。能力の飛躍的向上が期待される。
[via Financial Times]