Appleは現地時間11日、地図アプリ (Apple Maps) 等で表示される店舗カードの情報をカスタマイズできるツール 「Apple Business Connect」 を提供開始すると発表した。
「Apple Business Connect」 は、中小企業や店舗の営業情報を、地図アプリ (Apple Maps) 等で正確に反映できるツールとなる。
会社や店舗の住所・電話番号等のコンタクト系のインフォメーションはもちろん、店舗の写真やロゴ、営業時間の詳細がプレイスカードに掲載できるほか、Instacart、OpenTable、Booking.comと連携することで実際の注文や予約に関する受付も可能。
また、地図アプリの新機能として提供される 「ショーケース」 では季節限定メニューやユーザーに対する特別オファー、さらに各種割引キャンペーンなどの情報も掲載できるようになる。
Apple Mapsでは以前から 「Apple Business Register」 というツールを使って、各店舗の基本情報や写真、レビュー、評価などが表示されていた。ただし、「Apple Business Register」 はYelpやTripAdvisor、Foursquareなど外部のサービスの情報を参照していたため、過去の情報や不正確な情報が掲載されていたこともあった。
これらの情報を細かくカスタマイズすることで、ユーザーとのエンゲージメントを高めることが期待できる。なお、これらのプレイスカードはメッセージやWallet、Siri、その他のアプリケーションにも表示されることがあるため、事業者や店舗オーナーは積極的にカスタマイズするべきだろう。プレイスカードの表示される情報は、Apple IDにログインすることで簡単に登録・変更することが可能。
本ツールはまず米国で本日から利用可能になり、今後数ヶ月で世界中で利用可能になる予定。利用料は無料。
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(画像:Apple)