
Appleは現地時間8月26日、新製品発表イベント「Awe dropping.」を9月9日(火)午前10時(日本時間では9月10日(水)午前2時)から開催すると発表した。イベントの模様はApple公式サイトやYouTube公式チャンネルを通じて全世界に配信され、誰でも視聴可能だ。
例年通り、新型iPhoneとApple Watchが主役か

今回のイベントで発表される製品については公式には明らかにされていない。しかし例年この時期の恒例から見て、目玉となるのは新型iPhoneとApple Watchを含む複数の新製品を披露する見込みだ。
中でも注目されるのは、従来の「Plus」に代わる新モデル「iPhone 17 Air」を加えたiPhone 17シリーズのラインナップ再編だ。これにより、従来の大型モデルの重量増によるユーザー離れを抑えつつ、軽量で使いやすいモデルを求める層にもアピールできる戦略を取るとみられる。
iPhone 17 Airはわずか5.5mmという薄型デザインを実現し、高密度シリコンバッテリーやiOS 26の電力効率向上機能「Adaptive Power」と組み合わせることで、薄さとバッテリー持続時間の両立を図る。そして全モデルで12GBのRAMを搭載し、AI機能の活用を前提とした高性能な処理基盤も整えられる見込みだ。
Proシリーズでは、筐体素材がチタンからアルミニウムへと回帰する噂があるが、これは製造効率や放熱性を重視した戦略的判断とみられる。加えて、カメラ性能も大幅に強化され、望遠カメラは最大48MP・光学8倍ズームに対応し、前面カメラも24MPにアップデートされる見込みだ。撮影の精度だけでなく、AIを活用した新しい表現の可能性も広がる。

Apple Watchでは、Series 11とUltra 3に非侵襲的な血圧変動検知機能が搭載されると予測されており、ユーザーの健康状態をより多角的に把握できる環境が整う。さらに、Ultra 3は5G RedCapや衛星通信に対応し、iPhoneなしでも独立した通信デバイスとして利用可能になる点が注目される。
AirPods Pro 3も進化し、新チップ「H3」によりANC性能や空間オーディオが向上するほか、心拍数や耳内温度の検知機能を備えることで、より高度なヘルスケアエコシステムに統合される。また、iOS 26との連動によりリアルタイム翻訳機能が利用可能になり、パーソナルAIデバイスとしての利便性も高まる。
今回の発表会は、各デバイスのスペック更新にとどまらず、AI、健康、利便性を軸としたAppleの新たな戦略を示すものになるだろう。iPhone、Apple Watch、AirPodsといったデバイスが有機的に連携し、A19チップとiOS 26を通じてパーソナル体験を強化することで、Appleはより個人に寄り添った未来像を提示する一歩を踏み出すことになりそうだ。
(画像:Apple)