テキサス州オースティンに建設中のAppleの新キャンパス、2022年にオープン予定 完成予想図が公開

11月20日、Appleはテキサス州オースティンに建設中の新キャンパスの完成が2022年であることを発表した。また、同施設全体の完成予想図も公開している。

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オースティンの新キャンパスは2022年にオープン予定

約1年前、Appleはテキサス州オースティンに新しいキャンパス (ローカルオフィス) を建設することを発表した。建設費用は約10億ドル。現在稼働中のMac Proの製造工場の近くにある54万平方メートルの土地を追加購入し、そこに新しいキャンパスを誕生させる予定だ。

Appleの発表によると、同キャンパスの完成は2022年を予定しているとのこと。キャンパスにはすでに7,000名の従業員が働いているが、3年後のキャンパスの拡大によって5,000名の従業員が増える予定であること、そして最大で15,000名の人員を収容するキャパシティがあることを伝えている。

この発表とともに、Appleは新キャンパスの完成予想図を公開している。

Appleが購入した54万平方メートルの新しい土地はもともと森林地帯で、中には新キャンパスを作るため木々が切り倒されていることを問題視する住民もいた。

Appleはそういった人々の心配を考慮し、オースティンに本拠地を置くバートレットツリーエキスパートと提携を結び、20種類以上のテキサス原産の樹木を数千本植え、敷地の約60%を緑化することを約束している。緑化された造園は一般公開される予定であるとのことだ。また、新しいキャンパスで消費される電力はすべて太陽光発電で賄われ、環境の負荷を最小限に留めることをアピールしている。

Appleは今年12月に新型Mac Proを発売する予定だが、当初、同デバイスの製造は中国で行われる予定だった。しかし、トランプ大統領が中国からの輸入品に対して関税をかけることを発表したことを受けて、現行のMac Proと同じくオースティンで製造することを決めている。現在は12月の発売に向けて製造を行っている状態で、今回のリリースでは新型Mac Proを製造している様子が写真で公開されている。

ただし、オースティンで製造された新型Mac Proは追加関税の影響を受けるアメリカとカナダ、メキシコや南米だけに出荷されることを示唆している。その他の国や地域に出荷される分については中国で製造、出荷される可能性があるようにも読み取れる。

ちなみに、今月20日にトランプ大統領はAppleのCEOティム・クック氏とともにMac Proの製造工場を視察する予定となっている。

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