現地時間3月8日、Appleは新製品発表イベント 「Peek Performance.」 を開催。同イベントで新型純正ディスプレイ 「Studio Display」 を正式発表した。
新型ディスプレイ 「Studio Display」 が正式発表
Mac Studioと同時に発表された新型ディスプレイ 「Studio Display」 は、Appleが開発した27インチの5K Retinaディスプレイ。同ディスプレイの登場により、Apple純正ディスプレイは 「Pro Display XDR」「Studio Display」 の2種類のラインナップとなった。
Studio Displayの画面サイズは27インチで、解像度は5,120×2,880ピクセル (218ppi)、最大輝度は600ニト。広色域 (P3) やTrue Toneテクノロジーに対応する。オプションで映り込みの少ないNano-textureガラスが選択可能だ。
本体にはアルミニウム筐体が採用されていて、Pro Display XDRや24インチiMacのディスプレイに近い見た目をしている。備え付けのスタンドは最大30度まで傾けられるほか、傾きと高さの両方を調整できるスタンドや、VESAマウントアダプタをオプションで選択することも可能。
本体背面には、周辺機器やストレージ、ネットワークを最大10Gb/sの速度でディスプレイに直接接続する3つのUSB-Cポートと、Macをケーブル1本で接続できるThunderbolt 3 (USB-C) ポートが1つ搭載されている。Thunderbolt 3ポートからは96Wの給電も可能で、14インチMacBook Proを高速充電できる。ちなみに、14インチ・16インチMacBook ProにはStudio Displayを最大3台接続可能だ。
Studio Displayには 「A13 Bionicチップ」 が搭載されており、カメラやオーディオシステムによる体験を提供する。
カメラは12MPの超広角カメラが搭載されていて、FaceTimeビデオ通話でユーザーをフレーム内に捉え続ける 「センターフレーム」 に対応。マイクもノイズの少ないスタジオ品質の3マイクアレイが搭載されているため、通話中にクリアな音声を相手に届けることができる。
スピーカーは原音に忠実な6スピーカーサウンドシステムが搭載。4つのフォースキャンセリングウーファーが歪みを最小限に抑えて力強くはっきりとした低音を生み出し、2つの高性能ツイーターが正確な中音と明瞭な高音を作り出すという。空間オーディオにも対応する。
Studio Displayに合わせて、シルバーとブラックの新たなカラーリングを採用したTouch ID搭載Magic Keyboard・Magic Trackpad・Magic Mouseも別売りで用意される。
Studio Displayは標準ガラスモデルが199,800円から、Nano-textureガラスモデルが232,800円から購入可能 (いずれも税込) 。イベント終了後からApple公式サイトで予約受付が開始されており、3月18日に発売予定だ。
(画像:Apple)