KGI SecuritiesからTF International Securitiesに移籍した名物アナリストのMing-Chi Kuo氏は、新しいレポートでMacの新型モデルの登場を予想した。
新型Macはほぼ全てのモデルでプロセッサのアップグレードが行われる予定で、デスクトップモデルのiMacに関しては画面の性能向上、Mac miniに関してはデザインの変更が行われる可能性もありそうだ。
Kuo氏はこれら新型Mac以外に、新型Apple Watchや新型iPad Proについても予想している。同記事ではそれらの予想について紹介したい。
新型Apple Watch・iPad Pro・iPhoneの最新の予想が公開
まずは、新型Apple Watchについて。新型Apple Watchは以前から画面の大型化を予想する声があったが、Ming-Chi Kuo氏もこれと同じ予想を繰り返している。
Apple Watchの新型モデル(Apple Watch Series 4)は、本体サイズは変わらずにベゼルが狭まることで画面領域だけが大きくなることが予想される。Kuo氏によると、Apple Watchはこれまで通り2つのモデルが用意される予定で、画面サイズはそれぞれ1.57インチ(39.9mm)と1.78インチ(45.2mm)になるとのこと。現行モデルの画面サイズは38mmと42mmなので画面が大きくなるといってもわずか数ミリ程度の違いとなりそうだ。
また、バッテリー容量も増える見込みで、駆動時間がさらに長くなることが予想されている。さらには、心拍センサーの精度が向上する可能性があるという。
次に、新型「iPad Pro」について。新型iPad Proは、iPhone Xのようにホームボタンが廃止、代わりに画面上部にノッチ(切り欠き)が配置され、ベゼルレス仕様になることが予想されている。
この新型iPad ProについてKuo氏は、iPad Proには11インチモデルと12.9インチモデルの2種類のモデルが用意されると予想している。つまり、ベゼルレス化が実施されるのは現行の10.5インチiPad Proだけでなく、12.9インチiPad Proにも及ぶということだ。
ちなみに、新型iPad Proはベゼルレス化に伴い、顔認証機能「Face ID」が搭載されると予想されているが、すでにその予兆は「iOS 12」のベータ版で確認されている。また、Face IDは「iOS 12」からマルチユーザーをサポートするなど、家族で共有して使う機会の多いiPadを意識した機能が搭載されていることから、新型iPad Proの準備が着々と進められているものと思われる。ベゼルレスiPadの登場はほぼ確実だと言えるだろう。
そして、新型iPhoneについて。こちらは以前から情報が出ている通り、iPhone Xのデザインを採用した5.8インチと6.5インチの有機ELディスプレイ搭載モデルが2つと、6.1インチの液晶モデルが登場する予定だが、これら全てに新型プロセッサ「A12」が搭載される予定であるとのこと。
また、有機ELディスプレイモデルにデュアルレンズカメラが搭載される予定で、6.1インチモデルだけシングルレンズカメラになるという。
最後に、Appleが昨年9月に純正ワイヤレス充電器「AirPower」と、同ワイヤレス充電器に対応した「AirPodsケース」を発表していたが、これらは2018年後半にリリースされる予定だ。
Appleはほぼ全ての主要製品を、今年後半に畳み掛けるように投入する予定だ。もちろん、全ての製品を購入できる人は少ないかもしれないが、それでもいくつかの製品を購入する予定の方は一気に出費が増える可能性が高い。今後の支出には是非気をつけたいところだ。
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[ via AppleInsider ]