Appleは本日、2016年度第1四半期(2015年10月~12月)の決算内容を発表した。
概要は売上高759億ドル、総利益が184億ドルとなり、全体としては前年比プラスの決算内容となっている。
2016年度第1四半期(2015年10月~12月)の決算内容
総売上高 / 総利益 売上高:758億7,200万ドル(2%増)
総利益:183億6,100万ドル(2%増)
各製品の売上高 / 販売台数
iPhone:516億3,500万ドル(1%増) / 7,477万9,000台(0%増)
iPad:70億8,400万ドル(21%減) / 1,612万1,000台(25%減)
Mac:67億4,600万ドル(3%減) / 531万2,000台(4%減)
Service:60億5,600万ドル(26%増)
その他:43億5,100万ドル(62%増)
地域別の売上高
アメリカ:293億2,500万ドル(4%減)
日本:47億9,400万ドル(12%減)
ヨーロッパ:179億3,200万ドル(4%増)
中国:183億7,300万ドル(14%増)
アジア太平洋地域:54億4,800万ドル(4%増)
日本とアメリカで売り上げ減
昨年末あたりから「iPhone 6s / 6s Plus」の不振が囁かれ、販売台数が前年に比べて少ない結果になると言われていた。だが、実際はiPhoneの売上は前年同期比1%増となる結果となり、決して「売れていない」というわけではないことが明らかになった。
ただ、世界中にApple Storeを新設したり、販売対象国を増やしたことを考えるとやはり少し物足りない結果となったのではないだろうか。
また、iPadやMacに関しては新製品を投入しているにも関わらず、販売台数、売上のどちらも減少している。特に昨年11月には「iPad Pro」を投入しているにも関わらず、売上高21%減となったのはやはり「iPad」シリーズの売れ行きが好調ではないことを示しているのではないだろうか。
「Service」部門や、Apple WatchやApple TVが含まれる「その他」は好調であったようで、好調である部門や不調である部門が様々であることがわかる決算となっている。
地域別に見ると、日本やアメリカでは売上減となっており、特に日本は12%も売上が落ちている結果になっている。先進国を中心に微増だった理由はやはり、革新的な製品の不足だろう。
多くのメディアの間では真新しい製品が登場しないことには、おそらく大きく製品売上を伸ばすことができないと考察されており、今後の新製品の登場に期待が集まることになるだろう。
ひとまずは新型「4インチiPhone」や「iPad Air 3」や「MacBook」シリーズの発表が噂されている3月のイベントを楽しみにしておこう!
[ via Apple ]