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Apple、2021年第1四半期(20年10~12月期)決算を発表。売上1000億ドルの大台突破、EPS1.68ドルと好決算

現地時間1月27日、Appleは2021年第1四半期 (2020年10~12月期) の決算発表を行った。

Appleの同四半期の売上高は1114億3900万ドル(約14兆4700億円)で、前年同期比21%増。純利益は287億5500万ドルで前年同期比29%増。希薄化後の1株あたり利益は1.68ドルと、過去最高の好決算となった。

参考情報として、昨年同期(2020年第1四半期)は売上918億1900万ドル、純利益は222億3600万ドルだった。

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売上が1000億ドルを突破。EPS1.68ドルと市場予測を上回る好決算に

各製品の売上高や会社全体の売上高・純利益 (および増減) は以下の表のとおり。

総売上高 / 純利益 (カッコ内は前年同期比)
総売上高 1114億3900万ドル ( +21% )
純利益 287億5500万ドル ( +29% )
各製品の売上高 (カッコ内は前年同期比)
  売上高
iPhone 655億9700万ドル ( +17% )
Mac 86億7500万ドル ( +21% )
iPad 84億3500ドル ( +41% )
Wearable & Home 129億7100万ドル ( +30% )
Service 157億6100万ドル ( +24% )

今回の決算は、すべての部門において売上の二桁増を記録。Appleの好調さを窺える決算内容になっている。

iPhoneは、最新モデルの発売が10月以降に遅れたこともあり、昨年同期比17%の増加となった。さらに、コロナ禍における在宅ワークのツールとしての需要増、そして世界的に大きく話題となったApple Silicon (M1チップ) を搭載したMacが投入されたこともあり、こちらも売上21%増を記録している。

iPadは41%増とこちらも好調。Apple WatchやAirPodsが含まれるウェアラブルデバイス部門は30%、各種サブスクリプションサービスが入るサービス部門についても24%の増加になっている。

各地域の売り上げも全ての地域で二桁の増加を記録した。特に大きく伸ばしたのは中国と日本。中国では57%増と大きく売り上げを伸ばしている。

地域別の売上高 (カッコ内は前年同期比)
地域 売上高
アメリカ 463億1000万ドル ( +12% )
ヨーロッパ 273億600万ドル ( +17% )
中国 213億1300万ドル ( +57% )
日本 82億8500万ドル ( +33% )
アジア太平洋地域 82億2500万ドル ( +12% )

昨年から今年にかけて新型コロナウイルスの影響を受け、直営店の閉店や営業時間の短縮など様々な活動を自粛したAppleだが、年間を通して多数の新製品を投じたこともあり、売上高1000億ドルの大台を超えるなど当初の市場予測よりも大幅に良い決算内容となった。

今後も複数の新製品の登場が予想されていることから、投資家たちからは更なる成長に期待する声が出ている。

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