筆者は、今月3日に開催されたアンカー・ジャパンの新製品発表会「Anker Power Conference 2024 Fall」に行ってきた。
当日、筆者は出張 (兼旅行) で沖縄に滞在していたのだが、都内で外せない予定や取材したい案件が2件あったことから、沖縄→東京→沖縄という弾丸日帰り旅行を敢行し、Ankerの発表会に臨んだ。
これに関する詳しい話はまた別稿でご紹介するとして、今回の話題はAnkerの発表会で発表された製品について。
既報のとおり、先のアンカー・ジャパンの発表会では「Soundcore Liberty 4 Pro」「Nebula Cosmos 4K SE」、さらにはピカチュウデザインのケーブルやポーチなど多数の製品が発表され話題になったが、個人的に一番ヒットしたのがコクヨと共同で開発したというガジェットポーチ「Anker Smart Pouch」だ。
アンカー・ジャパンから製品を提供してもらい、沖縄出張や普段の取材などで使ってみたところ、とても便利に感じたので、簡単にレビューしたいと思う。
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便利なガジェットポーチを探していた矢先に舞い降りてきた「Anker Smart Pouch」。予想以上に使い勝手が良くて「コレでいいじゃん」となった
上記写真が、今回紹介する「Anker Smart Pouch」。奇抜なデザインをしていたり、何かユニークな見た目をしているわけではないものの、文具メーカーとガジェットメーカーの大手同士がタッグを組んで作ったということもあって、実際に使ってみると細部にまでこだわりを持って作られたことがよく分かる。
大きさは約230×160×50mmで、重量は165g。ポーチの素材はポリウレタンを使用。サイズ感としてはB5サイズ (250×176mm) に近く、リュックや仕事用のカバンはもちろん、少し大きめの肩掛けカバンにも入れて歩くことができる。
ポーチ周囲に沿うように設けられたジッパーを開けると、メインコンパートメントが現れる。メインコンパートメントにはUSB充電器やケーブル、ワイヤレスイヤホンなどのガジェットを入れるのに十分な余裕があり、一般的なユーザーであれば出張・旅行に持って行くガジェット類はすべてここに収納できるだろう。
メインコンパートメントの手前側には3つ、奥側には4つのポケット (1つはジッパー付き) が用意されている。ここにケーブルやワイヤレスイヤホンなどを収納しておくと便利そうだ。
また、メインコンパートメントはデフォルトでは仕切りが用意されているが、ベルクロで外せるようになっていて少し大きなものを入れることもできる。
ポーチのフラップ部は手前に折りガバッと開くことが可能だ。開口部が大きく開くことになるので、小物を取り出しやすいのがとても便利。しかも、スナップボタンでフラップを開いたまま固定しておけるのもかなり良い。コクヨのネオクリッツ
また、ポーチの底面形状はフラットになっていて、中にさまざまなガジェット類を入れると自立するのも高ポイント。都内の駅前のカフェなどではテーブルの面積が小さかったりするので、省スペースで大量のガジェットを置いておけるのがとても良き。
フラップ内側にはケーブルを固定できる留め具と、Apple Pencilなどペン型の何かを留めておける部分も用意されている。Apple Pencilを入れておこうかと思ったが、それよりも重要アイテムなのにうっかり持ち歩くのを忘れがちなボールペンを忍ばせておこうと思っている。
筆者は普段このメインコンパートメントに、以下の製品を入れている。
製品名 | 詳細 |
---|---|
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion) | モバイルバッテリー兼USB充電器 |
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W) | USB充電器 |
Anker Nano II 45W | USB充電器 |
Anker 765 USB-C & USB-C ケーブル (140W 0.9m) | USB-Cケーブル |
Anker USB-C & USB-C ケーブル 3.0m (廃盤) | USB-Cケーブル |
Anker タイプCケーブル (1.8m) ピカチュウモデル | USB-Cケーブル |
Anker Thunderbolt 3ケーブル (廃盤) | Thunderbolt 3ケーブル |
Lexar SL660 BLAZE Gaming Portable SSD | ポータブルSSD |
ボールペン | ボールペン |
Samsung SD Adapter for microSD | SDカード変換アダプター |
ポーチ背面には、サブの収納スペースが設けられている。B5サイズのノートがスッポリと入るように設計されているほか、ケーブルやスマートフォン程度なら収納可能だが、逆さまにした際に落下する恐れがあるため、筆者は取材時に受け取るスチール席順表やレシートなど、紛失しても支障のない書類を入れることが多い。
これだけの機器を収納すると総重量は約1kgにもなるが、これまで2つの小型ポーチに分散して持ち歩いていたガジェット類を1つにまとめられ、非常に快適になった。
このポーチの効果が特に顕著なのが日常の取材時だ。以前は2つのポーチにガジェットやケーブルを分けて収納していたため、取材の前後にどちらのポーチに何を入れるかで手間取ることが多かった。このポーチに切り替えてからは、机に置くだけで必要なものをスムーズに取り出せるようになった。
最後に、出張・旅行時の利便性について触れたい。今回は写真を撮り忘れたため文章のみで説明するが、このポーチは飛行機の座席ポケットにもギリギリ収まる。つまり、搭乗前に「Anker Smart Pouch」だけをカバンから取り出しておけば、機内での充電環境をいつでも整えられる。新幹線でも同様に使い勝手が良かったため、あらゆる移動時に携帯したくなる優れものだと感じた。
本製品の悪いところはあまり見たらなかったが、強いて言えばカラーラインアップがブラックxブルーの一色しかないことくらいだろうか。Ankerといえばコーポレートカラーである青色がすぐに思い浮かぶため違和感はないものの、他の色も用意していれば様々なコーディネートにあわせられるのになあとは思った。でも発表会後にそれなりに話題になった製品でもあるので、今後他のカラー展開も検討されているかもしれない。密かに期待しておこうと思う。
「Anker Smart Pouch」の価格は、この使い勝手にして3,980円(税込)とお手頃であるのも魅力のひとつ。発売は11月中旬を予定しており、いまアンカー・ジャパンの公式オンラインストアで予約受付が行われている。良い感じのガジェットポーチが欲しいなあ……と思っているなら、この「Anker Smart Pouch」をぜひ試してみてはどうだろうか。
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