2月10日、Anker Japanは同社が販売する車載FMトランスミッター 「Anker Roav FM Transmitter F0」 を利用するユーザーに対して、同製品の使用中止を呼びかけている。
Ankerが 「Anker Roav FM Transmitter F0」 利用者に対して使用中止を呼びかけ
これは、総務省から電波法の基準値を上回る電波強度が確認された旨の指摘を受けてのものだ。
総務省は無線設備試買テスト (製品から発射される電波が電波法の定める “著しく微弱の基準内にある” として販売されている無線設備を購入し電波強度の測定を行う取組) を実施。最新テストの結果を公表した。
このテスト結果で、Ankerの車載FMトランスミッター 「Anker Roav FM Transmitter F0」 が “電波法に基づく免許等が必要な無線設備” として判断された。
電波法では、他の無線局との混信や電波妨害が発生しないよう、定められた基準値を上回る製品の使用を禁じている。それに 「Anker Roav FM Transmitter F0」 が該当するということだ。
Anker Japanによれば、「当該製品は人体に影響を及ぼしたり、他の機器を破壊したりする危険性はない」 とのこと。ただし、使用者が罪に問われることになりかねないため、当該製品を使用するのはすぐに中止するべきだろう。
Anker Japanは総務省の指摘を受け、今後の対応の準備を社内で進め、準備が整い次第改めて報告するとしていて、まずは購入者に対して使用中止を呼びかけている。
ちなみに総務省の無線設備試買テストでは、AUKEYの車載FMトランスミッター 「BT-C4」 も “電波法に基づく免許等が必要な無線設備” として判断しているが、これについてAUKEYはまだコメントを出していない。