Amazonは2016年にレジが存在しない店舗 「Amazon Go」 を従業員向けに提供開始。さらに2018年には、一般ユーザーにも同ストアを開放し、店舗数もわずかに拡大した。
このストアの運営を支えているのは、各種センサーやカメラ。消費者が商品を手に持ったことを機械が認識し、それを店外に持ち出すことでオンラインで請求が発生する仕組み。この技術のおかげで店内にはレジが存在しない。まさに次世代のスーパーマーケットだ。
この技術がいよいよ別店舗にも波及しそうだ。New York Postによると、Amazonはこのキャッシュレス技術をWhole Foodsにも展開する計画であるとのこと。早くて2021年第2四半期に誕生予定で、現在準備が進められているようだ。
Amazon Goのキャッシュレス技術がWhole Foodsにも導入予定
New York Postによれば、この計画はAmazonのコンシューマー部門責任者Jeff Wilke氏が手がける2つのプロジェクトのひとつだという。ちなみに同氏は2021年第1四半期に退任する予定。
Whole Foodsへの同技術の導入はいまはじめて出てきた話ではなく、2017年にAmazonがWhole Foodsを買収した頃から囁かれてきた。しかし、Amazon GoのヴァイスプレジデントDilip Kumar氏はRecodeの取材に対して、「現時点では(同技術を) 導入する予定はない」 と明言していた。
Amazon Goのキャッシュレス技術はとても便利だ。前述のとおり機械で購入したかどうかを判定する仕組みになっているため、レジに並ぶ必要もなく決済する必要もない。コロナ時代において最もスマートな仕組みのひとつであることもあり、この取組はWhole Foodsの顧客だけでなく世界的な注目を集めそうだ。
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[ via The Verge ]