アマゾンジャパンは10月3日、北海道や東北を中心に食品スーパーを展開する株式会社アークスとの協業を発表した。Amazonプライム会員向けに、アークスが取り扱う生鮮食品のオンライン販売を開始する。
同協業に伴い、AmazonとアークスはAmazon.co.jpおよびAmazonショッピングアプリ上に 「アークスネットスーパー」 をオープンさせる。
アークス店内の専門スタッフがユーザーに代わり商品を選び、Amazonの配送ネットワークを利用して、注文から最短2時間で商品を届ける。取り扱う商品は、生鮮食品、冷蔵/冷凍食品、飲料、酒類、CGC商品、日用品など約9,000万点。
アークスは、北海道/東北/北関東において10社のスーパーマーケットを展開する食品流通グループ。傘下のスーパーマーケットブランドはラルズ、ユニバース、ベルジョイス、道南ラルズ、伊東チェーン、オータニ、エルディなどで、北海道で220店舗、東北で126店舗、北関東で31店舗の実店舗を展開。シェアは北海道25.7%、青森県28.6%、岩手県39.4%となっている。売上高は、2023年2月期の連結業績時点で5,662億円を突破している。
北海道でAmazonの生鮮食品のオンライン販売・配送サービスの展開は今回が初。まずは今冬から、北海道の札幌市および北広島市の一部エリアで提供を開始する。
配送エリアは今後、北海道・東北地域を中心に順次拡大させる予定。具体的なサービスの開始時期や配送時間、配送料等の詳細は後日発表するとしている。
Amazonプライムは、Amazonの有料会員サービス。年額5,900円、もしくは月額600円で加入することが可能で、プライム会員になることでお急ぎ便やお届け日時指定便が無料になるほか、プライム会員先行タイムセールやAmazonフレッシュなどが利用できる。
今回の協業に伴い、アマゾンジャパン合同会社 Amazonフレッシュ事業本部 事業本部長 荒川みず恵氏と株式会社アークス 代表取締役社長 横山清氏から以下のコメントが届いている。
アマゾンジャパン合同会社 Amazonフレッシュ事業本部 事業本部長 荒川みず恵氏 コメント
地域に根差した企業であるアークスとの取り組みを通じて、北海道地方にお住まいのプライム会員のお客様に生鮮食品の最短2時間配送サービスをご提供できるようになることを大変嬉しく思います。
Amazonは今後もプライムの利便性向上を図るとともに、日々の生活に密接した生鮮食品のお買い物がより便利になるよう、サービスの向上に努めてまいります。
株式会社アークス 代表取締役社長 横山清氏 コメント
Amazonへの出店で、アークスがお客様への新たなサービスを提供できることを大変嬉しく思います。
アークスのオンライン販売のさらなる強化を通じてAmazonプライム会員の皆様にも、いつもと変わらないアークスでのお買い物を気軽に便利に楽しんでいただけるように、準備を進めてまいります。
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(画像提供:アマゾンジャパン)