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Amazon、「Alexa+」 発表。ユーザーの意図を汲み、より自然に会話できる次世代AIアシスタント

現地時間2月26日、Amazonは次世代AIアシスタント 「Alexa+ (アレクサ プラス)」 を発表した。

Alexa+の価格は月額19.99ドルだが、Amazonプライム会員は全員無料で入手できる。まずは数週間以内に米国で先行提供が開始され、今後数ヶ月にわたって他の国々でも段階的に展開していく予定。

早期アクセス期間中には、Echo Show 8、10、15、21のデバイス所有者に優先して先行体験の機会が与えられるとのことだ。なお、現時点で国内での提供は未定。

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次世代AIアシスタント 「Alexa+」 米国で先行提供開始

Alexa+は、従来のAIアシスタントを超え、より自然で直感的な会話ができる新時代のデジタルアシスタント。LLM、エージェント機能、サービス、そしてデバイスを大規模に連携させた最先端のアーキテクチャーの上に構築されている。

Alexa+は個人個人のユーザーに合わせたサービスを提供でき、所持デバイスやユーザーとの日々の会話の中で蓄積された知識を活用して、直感的で主体的、かつ手軽なスマートホーム体験を実現する。

Alexa+との会話はより自然で直感的になり、ユーザーは正しい回答を得るために特定の発話をする必要がなくなる。たとえば 「寒い」 と言えばエアコンの温度を調整したり、「明るすぎる」 と言えば照明を暗くしてくれたり。明確な指示がなくても、意図を汲み取って回答してくれる。

また、1回のリクエストで複数のスマートデバイスを制御したり、音声だけで定型アクションを作成することも可能だ。

Alexa+は中途半端な質問にも回答することができ、たとえば 「ブラッドリー・クーパーがカントリー・ミュージック映画の冒頭で歌った曲は何?」 と質問しても、正しい回答を答えてくれるという。

Alexa+は、日常生活で使用する何万もの各種サービスやデバイスとシームレスに連携可能。米国ではGrubHub、OpenTable、Ticketmaster、Yelp、Thumbtack、Vagaro、Fodor’s、TripAdvisor、Amazon、Whole Foods Market、Uber、Spotify、Apple Music、Pandora、Netflix、Disney+、Hulu、Maxに加えて、Philips Hue、Roborock、Lutronが提供するスマートホームデバイスなど、さまざまなサービスに対応する。

また、Alexa+ではAmazon MusicやSpotifyなどでの音楽再生だけでなく、特定のキャラクターや映画、エピソード、サウンドトラックについて質問したり、特定のシーンにジャンプするようお願いすることもできる。

Amazonによると、Alexa+は将来的にはさらに多くの機能やサービス、ハードウェアの提供が予定されているとのことだ。

(画像:Amazon)