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Amazon、WEBで「Alexa+」を利用できる「Alexa.com」米国で提供開始

Amazonは、AIアシスタント「Alexa+」の新たな取り組みとして、ウェブブラウザから利用できる「Alexa.com」を海外の早期アクセスユーザー向けに公開した。

音声やモバイルに続く新たな利用経路としてウェブを加えることで、Alexaを日常生活全体を支える存在へと広げていく狙いがある。AmazonはAlexaを、話しかけるだけの音声アシスタントから、ユーザーに代わって行動するエージェントへと変えようとしている。

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ウェブ版Alexaが目指すもの

新たに公開されたAlexa.comでは、情報を調べるだけでなく、実際の手続きまで完結できる点が強調されている。旅行の予約(Expedia)やレストランの手配(Yelp)、住宅関連サービス(Angi)、決済(Square)などと連携し、ブラウザ上でそのまま操作が可能だ。

特徴的なのが、書類や画像をアップロードして情報を整理する「生活管理」機能だ。 たとえば、予防接種の記録や子どもの習い事の案内を読み込ませると、必要な情報を自動で抜き出し、カレンダーに登録する。紙やPDFを見ながら手入力する必要はない。

また、画面のサイドバーにはスマートホームの操作画面が常時表示されており、チャットをしながら照明の調整や施錠の確認ができる。PCで作成した献立や買い物リストを、そのままキッチンのEcho Showで確認するといった使い方も想定されており、デバイスをまたいだ連携が前提となっている。

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広がる一方で、戸惑いも

Alexa+は提供開始から9カ月で、利用時の会話量が2倍、購買数が3倍に増えたという。数字だけを見れば、普及は順調だ。

一方で、その進め方に戸惑うユーザーも少なくない。最近では、一部のプライム会員が自動的にAlexa+へ切り替えられていることが報じられ、SNSや掲示板では驚きや不満の声が上がっている。

音声操作で従来のAlexaに戻すことは可能だが、応答が遅くなった、不自然な話し方になった、Alexa+への案内表示が多すぎるといった指摘も見られる。大規模言語モデルを採用したことで、使い勝手が必ずしも向上したと感じていないユーザーもいるようだ。

GoogleのGeminiをはじめ、競合が急速に進化するなかで、AmazonがAlexaを「自分で動く存在」へと進化させようとしているのは理解できる。ただ、そのスピードがユーザーの感覚とずれてしまえば、反発を招くリスクもある。ウェブ版の投入とプライム会員への展開は、Alexaにとって大きな転換点だ。便利さを実感できる体験をどこまで積み重ねられるかが、今後の評価を左右しそうだ。

情報ソース

(画像:Amazon)