
Aladdin Xは、照明・プロジェクター・スピーカーを一体化した3in1プロジェクターの新たな最上位モデル「Aladdin X3 Laser 4K」を6月23日に発売した。予約販売は6月12日から開始されており、価格は24万9,800円(税込)。
発売記念価格として17万9,800円(税込・送料込)で販売するほか、既存ユーザー向けの買い替え応援プロジェクトでは最大10万円引きとなる14万9,800円(税込)で購入できる。
照明一体型プロジェクター初の4K・3色レーザーを実現。日亜化学の新光源で最上位モデルへ
「Aladdin X」シリーズは、家庭用の引掛シーリングに取り付けるだけで、シーリングライト、プロジェクター、スピーカーをまとめて導入できる照明一体型プロジェクター。2018年の初代「popIn Aladdin」以来、日本の住宅事情に合わせて「天井を活用する」という発想で製品を進化させ、シリーズ累計出荷台数は30万台を突破している。
新モデルのAladdin X3 Laser 4Kは、そのシリーズの最上位に位置付けられる製品だ。照明一体型3in1プロジェクターとして世界で初めて、4K解像度とRGB 3色レーザー光源を組み合わせた。
開発では、4.3kgという重量や天井照明として求められるサイズを維持しながら、プロジェクター、シーリングライト、スピーカーを1つの筐体へ収める必要があり、光学設計や放熱設計の見直しが必要だったという。
その技術的な課題を解決する要となったのが、日亜化学工業の最新RGBレーザー光源「QuaLas RGB」シリーズの2026年モデル「NUMB42」の採用だ。低発熱かつコンパクトな特性を生かし、従来モデルとほぼ同等サイズの筐体に収めることに成功した。
プロジェクターは1,600ANSIルーメンの明るさと4K映像に対応。投写デバイスにはDMDを採用し、画素ずらし方式で4K表示を実現する。前モデル「Aladdin X2 Plus」と比較して明るさは約77.8%向上し、解像度は4倍になった。色域はBT.2020比110%をカバーし、ダイナミックコントラスト比は20,000:1。
発表会ではLED光源・フルHDの「Aladdin X2 Light」と比較展示も行われ、色の鮮やかさだけでなく、黒の締まりやコントラスト、細部の描写まで大きく向上していることが確認できた。
短焦点設計も引き続き採用し、100インチの映像を約1.77mの距離から投写できる。一般的な投写比1.2:1のプロジェクターでは約2.7m必要になるため、限られたスペースでも大画面を設置しやすい。さらに最大32度のレンズシフト機能を備え、天井の梁などを避けながら投写位置を調整できる。40インチは約84cm、80インチは約1.46m、120インチは約2.08mの距離で投写可能だ。
音響はHarman Kardon製8Wスピーカーを2基搭載し、Dolby Audioデコードにも対応。天井設置ならではの音の広がりを生かし、映画やライブ映像などを臨場感あるサウンドで楽しめる。
シーリングライトとしても性能を引き上げ、明るさは5,500ルーメン、対応畳数は最大14畳となった。調光・調色は10,000段階に対応し、仕事や読書から映画鑑賞まで利用シーンに応じて細かく設定できる。TÜV SÜDによる「低眩光・フリッカーフリー」「RG0(ブルーライト低減)」の認証も取得している。
動画配信からAIアシスタントまで強化。平均利用時間はテレビを上回る337分
本体には独自OS「Aladdin OS」を搭載し、Netflix、YouTube、Amazon Prime Video、TVerなど主要動画配信サービスを利用できるほか、30種類以上の自社開発アプリも用意する。
家族向けコンテンツも充実しており、自分で描いた魚を画面内で泳がせる「マジカルスケッチ」、身長記録アプリ、読み聞かせ、おやすみタイマー、おはようタイマー、アート表示、時計表示などを利用できる。人気ゲーム「スイカゲーム」に加え、新たにスイカゲームをテーマにしたホーム画面も搭載する。
AIアシスタント「ポッピィー」も進化した。従来は決められた応答が中心だったが、新モデルでは生成AIを活用した自然な会話に対応。育成要素や着せ替え機能も備え、毎日の利用を楽しめる仕掛けを用意した。
さらに、別売アクセサリー「Aladdin Home Hub」も順次発売予定。遠距離音声認識に対応し、「ポッピィー」に話しかけるだけで本体の起動や各種操作、質問が行えるようになる。
なお、本体はストリーミング利用を前提として設計されており、HDMI入力は搭載しない。ゲーム機やレコーダーなどを接続する場合は、別売のワイヤレスHDMI送信機「Aladdin Connector 2」が必要だ。
発表会では、Aladdin Xシリーズの平均利用時間が1日337分に達し、一般的なテレビの平均視聴時間を上回る水準になったことも紹介された。また、利用時間の約34%は自社開発アプリが占めているという。
事業統括責任者の王少偉氏は、「Aladdin Xは購入して終わる製品ではなく、ソフトウェアアップデートを通じて進化し続け、新しい発見や体験を提供し続ける存在」と説明。4K・3色レーザーの実現については、「照明一体型プロジェクターにレーザー光源と4Kを搭載するのは無謀に近い挑戦だったが、日亜化学工業の新しいレーザー光源との出会いが技術的な突破口になった」と振り返った。
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