Appleは2つの新型AirPodsを開発中。エントリーモデルは2021年前半登場予定、AirPods Studioはやはり発売延期に

Appleは2種類の新型AirPodsの開発に取り組んでいることがわかった。また、一時はまもなく発表されると伝えられていたAirPods Studioについても発売が遅れていることもあわせてわかった。

現地時間10月26日、米メディアBloombergは、Appleのオーディオ製品の開発に関する情報を伝えた。同メディアによると、Appleは2つの新型AirPodsの開発を行っており、そのうち低価格モデルとされるAirPods(第3世代)が2021年に発売される計画だという。

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2021年前半にAirPods Proのデザインを踏襲したAirPods(第3世代)が登場

AirPods(第3世代)はAirPods Proのデザインを踏襲する形になるとのこと。特徴である短めのステム(垂れ下がる白い枝状の部分)に、交換可能なイヤーチップ、そしてバッテリー駆動時間の改善が行われるという。ただしAirPods Proに搭載されているノイズキャンセリング機能などは搭載されない見通しで、価格を下げた分、いくつかの機能が排除されることで上位モデルとの差別化が行われる形であるとみられる。

そして上位モデルであるAirPods Proについても新型モデルが開発されている模様。どんなデザイン、仕様になるかなど詳細は明かされていないものの、現行のAirPods Proにあるステムをより短くするなどよりコンパクトなデザインにすることを目指しているとのこと。現在テストされているデバイスは、SamsungやAmazon、Googleが販売する完全ワイヤレスイヤホンのように、より丸みを帯び、ユーザーの耳にフィットしやすい形状になっているという。

また、これら2つの新型AirPodsには電力供給用の新しいワイヤレスチップが搭載される計画であるとのことだ。

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AirPods Studioはヘッドバンドの問題で発売延期に

Bloombergは、Appleが独自に開発するオーバーイヤー型ヘッドホン 「AirPods Studio」 についても発売が遅れていることを伝えた。当初は数週間前に生産が開始される予定だったが、ヘッドバンドに関する問題が発覚し、発売が延期しているとのこと。発売前のテストでヘッドバンドがきつすぎると判断されたためであるという。

これらの問題を受けて、AppleはAirPods Studioの側面(イヤーカップ)に搭載予定だった大きめのタッチパッドを小さいものに変更することを決めたとのこと。これによって当初同製品のコンセプトの一部であった、ユーザーの好きなパーツを組み合わせられる互換性の部分を一部縮小することを余儀なくされてしまったとBloombergは伝えた。

この情報の多くは以前に著名リーカーJon Prosser氏が伝えていたことと一致する。つまり、同氏のリーク情報は間違いではなかった可能性が高いということになる。多くのユーザーが楽しみにしているAirPods Studioが世に解き放たれるのはまだ先の話となりそうだ。

HomePodとHomePod miniの中間的モデルが開発中?

ちなみにBloombergはHomePodシリーズについても新しい情報を提供している。AppleはオリジナルのHomePodと、来月16日に発売を予定しているHomePod miniの中間となるモデルを試作しており、社内で評価・検討を重ねているという。

将来的にこの中間的なHomePodが実際に発売されるのか、それともオリジナルのHomePodが値下げされ引き続き販売されるのかは現時点では不明だが、もしApple社内での評価が良好だった場合、スマートスピーカー部門の販売を底上げするためにオリジナルのHomePodの販売を終了し、次世代のHomePodを投入すること可能性もあるのかもしれない。

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