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アドビ、After Effectsにプロパティパネルを追加。選んだオブジェクトに応じて重要な設定が自動表示

4月13日、アドビは同社のビデオ編集ソフト 「Adobe After Effects」 の最新アップデートについて発表した。

最新バージョンでは、他のAdobeソフトでお馴染みの 「プロパティパネル」 が利用できるようになるほか、新しいACESとOpenColorIOにより、時間と労力を節約しながら、よりフォトリアルな映像を作成できるようになった。

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他ソフトでお馴染みの 「プロパティパネル」 がAftee Effectsでも利用可能に

今回発表された 「プロパティパネル」 は、選択したオブジェクトに応じて適切な設定を自動で表示するというもの。IllustratorやPhotoshopなどでお馴染みのパネルだ。

After Effectsでの編集時に、具体的に 「こんな編集がしたい」 と思っていても、初心者はどの設定を調整すればいいのか分からなかったり、特定の設定が深い階層に用意されていてアクセスしづらいことがある。

そんなときにはプロパティパネルを使えば、選択中のオブジェクトに応じて最も使うであろう設定が自動で表示されるため、初心者も直感的に編集することができるようになる。

また、新しいACESとOpenColorIOにより、時間と労力を節約しながら、よりフォトリアルな映像の作成が可能に。他アプリとの映像素材の受け渡しが発生した際にも、カラーの整合性が取れた状態でビジュアルエフェクトやアニメーションの作業ができるようになった。

さらに、ユーザーからの要望が多かった機能として、選択可能なトラックマットにより、マットの再利用や複数レイヤーにまたがるマットの適用が可能になったほか、タイムラインのスクラブ再生の高速化やスムーズな選択といったパフォーマンスの強化、シェイプのマルチフレームレンダリング対応などの機能が追加されている。

今回発表されたAfter Effectsの最新アップデートは、4月15日〜19日にラスベガスで開催される 「2023 NAB Show」 のブース#N2438で展示される。一般ユーザーへの正式リリースは2023年5月を予定している。

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(画像提供:アドビ)