12月7日、Appleは正式版「watchOS 5.1.2」を一般ユーザー向けに公開した。Apple Watch Series 1/2以降のデバイスであれば、最新バージョンにインストールが可能だ。
米国で心電図機能が追加
今回配信が開始された 「watchOS 5.1.2」 は、心電図機能(ECG)が追加されており、Apple Watchを装着した状態で端末横のデジタルクラウンに30秒間指を添えることで心電図の計測が可能だ。
ただし同機能が利用できるのは最新の「Apple Watch Series 4」に限定される上に、利用できる国は米国のみとなっているため、日本のユーザーは基本的に利用することはできない。ロケーションを変更することで利用できるものの、何かしらの不具合が発生する可能性があるため注意が必要だ。
さらに、こちらも米国限定の機能にはなるが、心房細動の疑いがある心拍異常が検出された際に通知を受け取る機能も追加されている。
また、今回のアップデートでは、非接触型リーダーに触れた際にWallet内にある映画チケットやクーポン、ポイントカードなどに直接アクセスできるようになったほか、インフォグラフへの 「メール」 「マップ」 「メッセージ」 「電話」 などの複数のコンプリケーションの追加や、トランシーバーで会話可能かどうかをコントロールセンターから管理できる新機能が追加されている。
Apple Watchをアップデートする方法
「watchOS 5.1.2」へのアップデートは、iPhoneの 「Watch」 アプリの[一般]>[ソフトウェア・アップデート]から。インストールするには以下の条件があるので注意していただきたい。
- 最新の「iOS 12」をインストールしたiPhoneが必要、「iOS 12」は「iPhone 5s」以降の端末がインストール可能
- 「Apple Watch」のバッテリー残量が50%以上かつ充電器に接続されている
- iPhone が Wi-Fi に接続されている
- iPhoneがApple Watch の通信範囲内に入るように、そばに置いておくこと
ちなみに、watchOSはアップデートに失敗すると再起動に失敗するケースが過去何度か発生している。前回の 「watchOS 5.1」の際にも一部のユーザーでApple Watchが文鎮化したという報告があった。
ユーザー側の問題であることは少ないため文鎮化を防ぐことは難しいが、ユーザー側でできる対策としては、アップデートの失敗に備えてバックアップを取得しておくぐらいだが、バックアップはペアリングしているiPhoneに自動的に作成されているため、ユーザーの手でバックアップする必要はない。
文鎮化が不安なら、アップデート配信直後すぐに更新するのではなく、1日程度時間をおいてから不具合の報告がないことを確認してアップデートすることをオススメする。
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