「iOS 12」は徐々にユーザーに浸透してきている模様。マーケティング会社Mixpanelが集計しているデータによると48.11%のユーザーが「iOS 12」を利用している。
この数字は10月6日現在のもの。MacRumorsによると、リリースから18日後の10月4日時点の段階で、「iOS 12」の普及率が前OSの「iOS 11」を追い抜いたという。「iOS 11」のリリース時は「iOS 10」の普及率を越えるまで23日要していたことから、「iOS 12」の普及ペースは「そこそこ順調」と言えるかもしれない。
「iOS 12」は、新機能の数だけで言えば従来のOSに見劣りする。しかしながら、OSのスピードアップと安定性に力を入れたこともあって、大問題となるような不具合報告も少ない。この安心感から、多くのユーザーに受け入れられたのかもしれない。
ちなみに、Appleの発表によると「iOS 12」を「iPhone 6s」に入れると、アプリの起動は最大40%、キーボードの表示は最大50%、ロック画面からカメラを起動する動作は最大70%早くなるという。
また、新機能はさほど多くはないかもしれないが、一切ないわけではない。例えばAR Kitが改良され、マルチユーザーで利用できるようになったり、新アプリ「計測」ではカメラを使って距離を計測することができるようになるなど、複数の新機能が追加されている。詳細については以下の記事を参考にしていただきたい。
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