9月10日、ソフトバンクは平成30年北海道胆振東部地震の影響を受け発生していた通信障害が、全面的に復旧したことを発表した。
地震発生後、一部の地域で携帯電話サービスが利用しづらい状況となっていたが、速やかに災害対策本部を設置し、停電地域においては電源車・可搬型発電機による給電作業、伝送路の支障基地局においては臨時衛星回線の活用、移動基地局車の現地派遣などの作業を行った結果、同日午後10時58分には影響のあった全地域において復旧することができたとのこと。
ただし、伝送路に支障がある地域では完全復旧には相当な時間がかかることが見込まれるとのこと。まずは圏外となった地域で通信を可能にすることを優先して暫定対応を実施したため、通常の利用に制限はないものの、一部地域ではVoLTE(高品質な通話)には対応できない可能性があるという。
ソフトバンクは、引き続き完全復旧へ向けて努めていくとしている。一方で、NTTドコモとKDDI(au)においては依然として通信障害が発生しているが、こちらも様々な対策を講じているため、ソフトバンクと同様に近いうちに全面復旧となるのではないだろうか。