MacBook Pro 2018、クラムシェル状態でTrue Toneは利用できず 新搭載のマルチチャンネル環境光センサーを利用するため

今月12日に発表・販売が開始された新型MacBook Proの「MacBook Pro 2018」は、新しいテクノロジー「True Tone」を搭載した。このTrue Toneテクノロジーは、すでにハイエンドなiOSデバイスに搭載されているもので、周囲の環境光を計測し、Macが自動的に画面の色合いを変えることで、より見やすい画面で作業することができるというものだ。

しかし、一つ疑問がある。このTrue Toneテクノロジーは「MacBook Pro 2018」をクラムシェル状態で使用した場合でも利用することができるのか。

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「MacBook Pro 2018」はクラムシェルではTrue Toneを利用できない

まず、結論から言うと「利用することはできない」。

なぜかというと、このTrue ToneテクノロジーはMacBook Pro 2018に搭載されたマルチチャンネル環境光センサーを利用するため。センサーはMacBook Pro 2018の内側に用意されており、パタンと蓋を閉めて使用するクラムシェルモードではセンサーが環境光を計測することができない。

つまり、外部ディスプレイを使用しながらMacBook ProのTrue Toneの恩恵を受けたい場合、MacBook Proの蓋は閉じず、常に開けておく必要があるということになる。

また、このTrue Tone技術は新しく搭載されたマルチチャネル環境光センサーだけで実現しており、Macに搭載されているFaceTime HDカメラなどは一切使われていないのだとか。

よって、マルチチャンネル環境光センサーが搭載されていない旧型のMacに関しては、ソフトウェアアップデートなどによってTrue Toneを実装することはできないことになる。

おそらく、今後発売する新型Macは同環境光センサーが搭載され、徐々にTrue Toneを搭載した端末が増えていくとみられるが、現時点で同センサーが搭載されているMacはMacBook Pro 2018だけとなっている。

ちなみに、True ToneテクノロジーはMacBook Pro 2018だけでなく一部の外部ディスプレイ(LG UltraFine 4K/5K Display、Apple Thunderbolt Display)Touch Barでも利用できることが明らかになっているが、True Toneを利用するためにはもちろんMacBook Proが開いた状態である必要があることに注意が必要だ。

[ via MacRumors ]

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