現地時間16日、Apple製品を丁寧に分解し、中の構造や部品を確認するiFixitが「MacBook Pro 2018」の分解レポートを公開している。
今回iFixitが分解した製品は、日本時間12日に発表されたばかりの新型「MacBook Pro 2018」13インチの標準構成モデル。見た目は2017年モデルからほとんど変わっていないが、やはり中身にはいくつか変更があったようだ。
「MacBook Pro 2018」13インチモデルの分解レポートが公開
まずは搭載されているバッテリーについて。2017年モデルには5セル/49.2Whのバッテリーが搭載されていたが、2018年モデルはそれよりも少し大きい6セル/58.0Whのバッテリーが搭載されており、重量も196.7gから232.7gに増加していることが確認できたとのこと。
しかし、Appleが公開した2018年モデルの仕様では本体の重量は2017年モデルと1gも変わっていなかったため、どこかの部品を軽量化するなどしてうまく調節した可能性があるという。これについてiFixitは「トップケースを少し削ったのではないか」と指摘している。また、バッテリーが大きくなったことでスピーカーは2017年モデルよりも細長いものに変更されているとのこと。
次にロジックボードについて。SSDは東芝製、RAMはSKhynix製となっており、iMac Proにも搭載されていた「Apple T2」チップはここに搭載されていることが確認されている。それ以外の特殊なチップなどは特に見つかっていない。
さらに、電源アダプタにも若干の変更があったようだ。内部構造が再設計されており、シールドの追加や耐衝撃性フォームゴムの使用、さらにはアルミ製だったUSB-Cポートがプラスチック製に変更されている。これにより、モデル番号が従来までの「A1718」から「A1947」に変更されているとのこと。
最後に、恒例の修理のしやすさを示すリペアスコアは、2017年モデルと同じく10点満点中1点。やはり個人では修理が難しいものと思われるので、何かあった場合はAppleサポートにお願いするのが無難だ。
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